今日の400字は世界経済インデックスファンドと双子の弟の話。
バランスファンドの中では割とメジャーな世界経済インデックスファンド。
そのファンドの派生として、2017年8月にSMT世界経済インデックス・オープンという双子の弟が誕生しました。
あまりに似すぎていて違いが分からない両ファンド、運用会社に確認をとった結果をまとめます。
GDP比率をそのまま資産配分割合にするか、運用者の主観を通して資産配分割合にするか
世ファンド(兄)も世オープン(弟)もある一点を除くと、下表のように酷似している。
世ファンド(兄)と世オープン(弟)の共通点(2019/02/26時点) | |
---|---|
運用会社 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント |
アセットクラス | 国内・先進国・新興国の株式と債券 |
ファンド分類 | インデックスファンド(各アセットクラスで定めるインデックスに連動) |
株式:債券の割合 | 50:50(比率の異なる債券シフト型・株式シフト型が派生している) |
資産配分割合決定の元ネタ | 国内・先進国・新興国のGDP割合 |
信託報酬(税込) | 0.54%(債券シフト型は0.486%、株式シフト型は0.594%) |
つみたてNISA | 当初は世オープン(弟)だけだったが、2019/02現在マネックス証券ではどちらも対応している |
恥ずかしながら私もしばらくは「まぁ似たようなもんだろう」と流してました。
以下、運用会社に電話で問い合わせた結果を基に説明する。
どちらも国内・先進国・新興国のGDP割合(下図)をファンド内の配分割合に落とし込んでいる。
その過程で世ファンド(兄)は自分の予想を絡めて配分割合を微調整しているのだ。
一方、世オープン(弟)はGDP割合をそのまま配分割合にしている。
愚者小路の評価
私は予想に頼る投資はあまり好きではないので、「ありのまま派」の世オープン(弟)を支持したい。
もっとも世ファンド(兄)もGDP割合からひどく逸脱しているレベルでもないので十分に評価している。
今後両者のリターンを比較することで、世ファンド(兄)の予想が功を奏したか判断できるだろう。
ただし世オープン(弟)の運用年数が短いため、結論が出るのはまだ先である。
【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは
愚者小路です。
珍称ファンド巡礼ツアー、続いての珍称は『豪州力』。
オーストラリアの株式・公社債・リートを扱うバランスファンドです。
・・・あの、私が考えたダジャレじゃないんですけど、何だか口にするだけで申し訳ないような、そんな気がしてしまいます。
ありがとうございます。
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