【FOYビギナー向け解説】Fund of the Yearランク入りファンドは3つのカテゴリ分けでスッキリ理解できるぞ!

【FOYビギナー向け解説】Fund of the Yearランク入りファンドは3つのカテゴリ分けでスッキリ理解できるぞ! 【連載】愚者小路、渦中の現場から。
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2022/01/22、Fund of the Year2021がオンライン開催されました。
ランキングの内容に関するアレコレは他ブログに譲るとして、今回はFOYビギナー&投信ビギナー向けにランキングの読み解き方を解説します。
今年だけでなく、来年もその先もずっと役立つのでお付き合いください。

以下、本文中ではFund of the Yearは「FOY」と略します。

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はじめに

※FOYについて十分ご存知の方はスキップして解説からお読みください。

投資信託について一般投資家の目線でつねに考え、情報を集め、ブログを書いている投信ブロガーたち。投資信託の事情通である彼ら彼女らが支持する投資信託はどれか?

証券会社の宣伝やうたい文句にまどわされず、自分たちにとって本当によいと思える投資信託を投信ブロガーたちが投票で選び、それを広めることで「自分たちの手でよりよい投資環境を作っていこう!」というイベントです。

出典:Fund of the Year 2021公式サイト

自ら投資を実践し、ユーザーとしての意見や解釈を積極的に配信する投信ブロガー。(わたくし愚者小路も)
投信ブロガーたちが金融機関にくみしない形で、良いファンドを選んで表彰していく。
これがFOYの在り方です。

愚者小路
愚者小路

私が知る限り、FOYは唯一ビジネス色の全くない投資信託ランキングです。

しがらみやスポンサー意識といった足枷がない中で自由に投票した結果なのだから、そのランキングには一見の価値があります。
投信ビギナーにとっても参考になるのはもちろんですが「これさえ買っておけばいいんだ」で思考停止するのはオススメしません。
どんなファンドがどんな理由でランクインしたのか、自分の頭で考えて初めてあなたの糧となるのです。

今回はFOY2021を例に、ベスト20に入っているファンドを理解するため押さえるべきツボを解説します。
実はランクインするファンドって、たった3つのカテゴリに分けられるのですよ。
3つのカテゴリを覚えればランキングの理解はググっと進むでしょう。

FOY2021ランキングで解説する人気ファンド3大カテゴリ

定番インデックスファンド

一つ目のカテゴリは低コストで広範囲に及ぶインデックス運用ができる株式ファンド
先進国株式、新興国株式のようなポートフォリオ運用の1部品となりうるファンドだけに限りません。
セゾン投信やeMAXIS Slim8資産均等型のように債券を含むバランスファンドも常連です。

その中でもやはり全世界株式ファンドが強い。
やはりファンド1本で株式への投資が済んでしまうシンプルさは魅力でしょう。
何より株式に関しては全世界まで行ってしまったらもうこれ以上の分散は困難です。

全世界株式ファンドの配分比率に従うもよし、新興国のポテンシャルを重視するなら全世界株式に新興国株式ファンドをちょい足ししてみるもよし。
単独使用にとどまらず、国際分散投資のベース部品としても使えます。

これから先、よほど従来の常識を覆す画期的な商品でも出ない限り全世界株式ファンドの優位は変わらないでしょう。
オールカントリーはどんな相場でも持ち続けていたいオールラウンドでもあるのだから。

骨太アクティブファンド

二つ目のカテゴリは我が道を行く骨太なアクティブファンド
運用方針が一貫しているだけでなく、受益者(ファンド保有者)へもマメに情報発信しているファンドです。

もちろん長期スパンでじゅうぶんなパフォーマンスを出していなければ、インデックスファンド優位とされるご時世にベスト20に食い込む事はできません。

これらのファンドは運用者と受益者がガッチリ二人三脚で息を合わせて資産形成を行っており、団結感ではインデックスファンドを上回っていると言っても過言ではありません。
まさにファンドビジネスからファンビジネスに昇華させた稀有な例と言えるでしょう。

トレンド枠

誤解ないよう最初に申し上げておくと、ファンドの良し悪しに対する話ではありません。

三つ目は色んな背景により急浮上したトレンド枠
FOYでは毎回、1~2年程度だけポっと出てきて次第にランキングからフェードアウトしていくファンドがあります。

FOY2021の例では好調な米国株式市場に下駄を履かせてもらった形で米国株式ファンドが多数ランクインしました。
過去には「グロ3」こと「グローバル3倍3分法ファンド」も猛烈な話題となりましたがFOY2021ではもうランク外です。

愚者小路
愚者小路

もしかして当時グロ3推してた人が2021年にレバナス(iFreeレバレッジ NASDAQ100)推してるのか・・・?

たとえば2022年、米国株式にとって逆風の1年とも言える大幅調整があった時、先に紹介したトレンド枠の米国株式ファンド群はランキングから姿を消しているかも知れません。
率直に申し上げるとトレンド枠には吹けば飛ぶよな一過性の求心力しかない場合がほとんどです。
ゆえに「定番インデックスファンド」「骨太アクティブファンド」と比べてランキングに残り続ける力が弱いと言えます。

インデックスファンドにせよアクティブファンドにせよ、バイアンドホールドは総じて退屈なものです。
退屈に陥ると何か新しい刺激を求めます。
そのニーズに応える形でトレンド枠がポツポツ発生するのではないか、と私は推察しています。

別にフォローではないですが、トレンド枠のファンドが次第に認知されていき気が付けば定番ファンドの仲間入りとなる可能性もゼロではありません。
今後数年にわたり観察してみるのも面白いのではないでしょうか。

さいごに:結果しか知らない人は来年から観覧してみよう

来年のFOYも、再来年も、そのまた先も、ランクインするファンドは今回解説した3つのカテゴリに分類できます。

このファンドは3つのうちどのカテゴリなんだろう?
どうしてそのカテゴリに入ると思ったんだろう?
といった事を自身で考えられるようになると、あなたのファンド理解力は飛躍的に向上するでしょう。

最後に、結果としてのランキングしか知らないという人はぜひ来年から観覧してみましょう。
FOY前半では投信ブロガーがなぜそのファンドに一票投じたのか、アツいメッセージを紹介するコーナーがあります。
「皆が良いって言ってるから」みたいな根拠薄弱なメッセージは一つもありません。
誰もが的確に、きちんと言葉を組み立ててそのファンドの推しポイントを語ってくれているので非常に参考なります。

FOYは観覧収入によって運営されています。
だからこそ中立的な立場が保てるわけですね。

運営はすべて無償のボランティアによって行われており、表彰式が行われるイベントホールの使用料金や表彰状、トロフィーなど運営にかかる費用はすべて表彰式の入場料でまかなわれています(今回はオンラインイベントのチケット料金でまかなわれる予定です)。

出典:Fund of the Year 2021公式サイト

今後の継続を期待される方はぜひ観覧チケットを購入してみましょう。
(次回がオンライン開催か会場開催かは分かりません)
先に述べた「ファンド理解力」を向上させられれば、チケット代くらいなら十分すぎるぐらい元は取れるはずですから。

愚者小路
愚者小路

以上、FOYランク入りファンドの解説でした。

※当連載のまとめ記事はこちら
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