今日の400字は荻原博子さんのNISA酷評記事について。
現代ビジネス『話題の新NISA、実は「落とし穴」だらけ…荻原博子が「おやめなさい」と断言するワケ』の中でNISAがどれだけマズい制度なのかノリノリで酷評されています。
その記事内で『機動的な売買が投資の本質』と述べており、投資畑の人との根本的なスタンスの違いを見せつけています。
そこへの反論をすると何千文字でも書けてしまうのですが、ここは切り口を変えて彼女のスタンスを気持ち悪いぐらい全力で肯定してみます。
理解と覚悟なき参入希望者を門前払いするゲートキーパーと解釈してみる
2本の記事で荻原氏はNISA制度に対し、ナンピン買いや損益通算&繰越などトレード色の強い行動に対応出来ていない点を痛烈に批判している。
加えて今はあちこちにリスクが存在するため投資デビューには適さず、NISAなどマーケットの下支えを国民にやらせているだけとも主張した。
なぜなら、金融庁による「新NISA」のPRを見ていると、投資というのは長期で資産形成をしていくもという刷り込みが強く、「売り買いで機動的に儲けていく」という投資の本質が薄められているからです。
出典:現代ビジネス『話題の新NISA、実は「落とし穴」だらけ…荻原博子が「おやめなさい」と断言するワケ』
うがった見方かもしれませんが、今まで投資に関心がなかった国民を「新NISA」を餌に株式市場に誘い込み、マーケットの支え手といようとしている気がしてなりません。
出典:現代ビジネス『国や金融機関の思惑にダマされるな…新NISA「最後に大損する」のは国民だ』
もしそうだとしたら、最後に被害をかぶるのは、なけなしのお金をつぎ込んだ普通の人たちかもしれません。
両記事を読んで「やる気になっていたけどやはりNISAは怖い。投資なんてやるもんじゃない」と断念した人も中にはいるかも知れない。
そういう人が最初やる気になっていたのは買い煽りのSNSに毒され、まるで勝ち確案件であるかのように錯覚したからだろう。
理解が伴わず軸が出来ていない人がカジュアルに始めてもロクな結果にならないのは半ば必然。
であれば荻原氏がそういう安易な投資デビュー志願者を止めた功績は大きい。
流されやすい人を投資の世界に入れないための博愛に満ちたゲートキーパーなのではなかろうか。
ほう、荻原博子の「博」は博愛の「博」だったのか。
【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは
愚者小路です。
本文で紹介した荻原博子さんの記事で投資を断念する人なんてホントにいるのかよ?
と思った方いますか?
それがねぇ、真に受ける人がどうもいるみたいなんですよ、えぇ。
ありがとうございます。
次回もまた見てくださいね。
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