本日の400字は世界経済インデックスファンドについて。
前回だけでは収まらなかったので、もう少しお話をさせてください。
後編では世界経済インデックスファンドが時代や顧客のニーズに合わせてどんどん派生していく話です。
私は派生した兄弟ファンドひっくるめて「世界経済6兄弟」と呼んでいます。
2013年11月から世界経済インデックスファンドの怒涛の派生が始まった
株式・債券が半々だけでなく、他の割合にもニーズがあるはずだという同ファンドの見込みは的中した。
通常型、株式シフト型、債券シフト型の3兄弟となったことで同ファンドはニーズの受け皿を拡大することができたのだ。
また、顧客からの要望で「株式シフト型」と「債券シフト型」を加えた頃から、販売額のペースは一気に上がる。瞬く間に人気ファンドの仲間入りを果たした。
現在つみたて期であるビジネスパーソン層に債券シフト型は不評気味ではあるが、この層が高齢化してきた時に評価がひっくり返る可能性は多分に秘めている。
今までは金融機関側の都合でファンドを作り、顧客を丸め込んで買わせるスタイルが主流だっただけに、逆に顧客のニーズありきでファンドを作ったことは革新的な事例だったと言える。
さらに同ファンドはつみたてNISAを見越してシリーズに3商品を加え、計6兄弟にまで派生している。
追加された世界経済インデックス・オープン系と世界経済インデックスファンド系の違いは下記記事を参照してほしい。
こうして6兄弟まで増えたのは、顧客のニーズに貪欲であり続けてくれた証拠ではないか。
【参考】世界経済6兄弟 メンバー紹介
ファンド名 | ファンド概要 |
---|---|
世界経済インデックスファンド | 株式:債券が50:50の標準パターンにして6兄弟の長兄。 純資産総額は626億(2019/07/15時点) |
世界経済インデックスファンド(株式シフト型) | 株式:債券が75:25の高リスク型として2013/11に派生。 純資産総額は46億(2019/07/15時点) ※つみたてNISA非対応(マネックス証券にて確認) |
世界経済インデックスファンド(債券シフト型) | 株式:債券が25:75の低リスク型として2013/11に派生。 純資産総額は7億(2019/07/15時点) ※つみたてNISA非対応(マネックス証券にて確認) |
SMT 世界経済インデックス・オープン | 株式:債券が50:50で世界経済インデックスファンドと変わらないが、GDP比率を完全トレースする。 2017/08に派生。 純資産総額は6億(2019/07/15時点) |
SMT 世界経済インデックス・オープン(株式シフト型) | 株式:債券が75:25で世界経済インデックスファンド(株式シフト型)と変わらないが、GDP比率を完全トレースする。 2017/08に派生。 純資産総額は19億(2019/07/15時点) |
SMT 世界経済インデックス・オープン(債券シフト型) | 株式:債券が25:75で世界経済インデックスファンド(債券シフト型)と変わらないが、GDP比率を完全トレースする。 2017/08に派生。 純資産総額は8億(2019/07/15時点) |
愚者小路です。
けっこう前に読んだカンさんのご著書、そろそろ書評・感想を兼ねてご紹介させていただこうと思います。
内容は記事でみっちり触れるとして、価格が380円(税抜)って!
出版社を介さないとここまで低コスト化が可能なのか・・・
ありがとうございます。
次回もまた見てくださいね。
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・・・なんて機能はないけれど、本件と関連が深い記事です。
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