Yahoo知恵袋のちょっと考えさせられる質問や回答をご紹介する連載「Yahoo知恵袋 秀逸質問&回答録」。
ナビゲーターの愚者小路です。
今回の質問は「新NISAで新たに投資に向けられるお金は株価変動に有意な影響を与えるか」。
(愚者小路なりの要約です)
そういう考えに至る過程は分からなくもないですが、市場からすれば新NISAで動くお金なんてほぼ誤差なんですよ。
国内株式市場でも売買代金の1%にも満たないだろう
最初に何となくの回答をしたところ根拠を問われてしまった。
そのままブログのネタになるのではと察した私はあえて応じる事にした。
以下国内株式における試算。
JPXによると2021年度の株式平均売買代金は3.8兆円/日。
年間240営業日と概算すると年間で912兆円となる。
新NISAの口座数は強気に2000万口座で試算してみよう。
年360万円×2000万口座=72兆円となる。
ところが72兆円全てが国内株式に流れるとは考えにくい。
別記事で取ったアンケートによると大半の人は国内資産を10%も持っていない。
仮に10%として計算すると国内株式に流れる資金は7兆円程度。
しかもこれは年360万円フルに使う前提だ。
実際そんなガチ勢は、(声はデカいが)ごく一部しかいないだろう。
そうなると流れ込む資金はもっと少なくなる。
株式市場はNISA程度の資金で動くほどスモールワールドではないのだ。
NISAの過大評価はほどほどに。
【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは
愚者小路です。
うーん、そろそろアフターコロナ呼ばわりしても怒られなくなってきたかな?
(まぁ怒りたい人は放っておこう)
およそ3年振り回されたコロナ騒動、あなたにとって糧になったものはありますか?
私は多くの人がリスクを意識するようになった事自体が大切な「糧」だと思うのです。
ありがとうございます。
次回もまた見てくださいね。
応援していただくとより多くの方にご覧いただけるし、投稿モチベーションも上がります。
↑いつもランキング向上にご協力ありがとうございます!
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます
・・・なんて機能はないけれど、本件と関連が深い記事です。
もう1ページ、いかがですか?
コメント