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今日の400字は新NISAの非課税保有期間について。
SNSどころか色んなメディアでも「NISA制度が恒久化されるぞ!」と喜びをあらわにした記事が見られます。
超ざっくり解釈すればそうなのかも知れないけど、ちょっとだけ、そうちょっとだけ冷静に解釈しましょう。
急ごしらえでビルドした新制度。ともすれば同じぐらいのスピードでたたむ事も出来るのでは?
「無期限」と「恒久」がなぜ使い分けられているか?
一次情報として金融庁の新NISA制度図解を示す。
![2024年スタートの新NISA制度の図解](https://gusha00fool.com/wp-content/uploads/2023/04/zak0259_nisa-800x453.jpg)
非課税保有期間は「無期限化」とある。
一方口座開設期間は「恒久化」とある。
両者が明確に使い分けられているのだ。
まず恒久は永久と同じ意味と解釈して良いだろう。
こう‐きゅう〔‐キウ〕【恒久】 の解説
出典:goo辞書「恒久」
ある状態が永く変わらないこと。永久。「―の平和」
だが無期限はあくまで特定の期限を切っていないだけ。
無期限のファンドが永久に運用が続くわけでないのと同じである。
突然「非課税保有期間は○年で打ち切り」と決まる可能性もある。
どうせどこかで打ち切られれば新規にNISA口座を開設する人もいなくなるので、口座開設期間は恒久で問題なかろう。
この図解や金融庁の公式情報をどれだけ読んでも、NISA制度そのものが恒久化されるとは一言も言っていないのだ。
嬉しい気持ちはよく分かるし私も嬉しい。
だがあまりに飛躍の過ぎた受け止め方は曲解以外の何物でもない。
特に情報を発信する立場の人は喜びのあまり口を滑らせないようにしてほしいものだ。
もう滑らせた後かも知れないけども。
【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは
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愚者小路です。
youtubeなどの動画情報やブログなどの文字情報どちらに限った話でもなく、投資関連の情報収集には一つ大事なセオリーがあります。
「発信者の熱量や鼻息の荒さをきちんと差し引く」
この大事な大事なセオリーを実例から学んでみましょう。
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