
今日の400字は「米国株式これ1本」について。
S&P500、NYダウ、NASDAQを併せ持つちょっと変わったファンドです。
素人がそれやってたら「意味のない分散だ」と一蹴されるものに、そこにわざわざ手を出す運用会社のワンパクぶりには脱帽します。
気付けば設定から1年経っていたのでeMAXIS SlimのS&P500と成績を比較してみました。
「米国株式これ1本」を買うべき理由が見いだせる結果ではなかった
「これ1本」はS&P500、NYダウ、NASDAQを併せ持つアクティブファンド。
最強3指数×機動的な配分変更=鉄板 というコンセプトかは定かでない。
さっそく結果をまとめよう。
信託報酬 | 始値 (2024/04/01) | 終値 (2025/03/31) | リターン | |
---|---|---|---|---|
米国株式これ1本 | 0.6875% | 10137 | 10601 | +4.58% |
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 0.0814% | 28563 | 30280 | +6.01% |
「米国株式これ1本」は2024/03から運用開始していますが、キリのいいとこで4/1からの比較としています。
リターンは1.5%の差が開いた。
信託報酬差が0.6%なので、残る0.9%の劣後は「これ1本」の中の人による采配ミスと言える。
もちろんアクティブファンドの成績をこの1年だけ切り取って断じられはしないが、なかなか残念なスタートだったのは確かだ。
そもそもけっこうなコストを背負ってまで3指数のミックスを買う合理性があるとも言えない。
この1年の両者の相関係数も計算してある。

相関係数0.9966。
意味ない併せ持ちで有名なオルカンとS&P500ですら相関係数0.97程度だ。
これなら黙ってS&P500だけ保有した方が信託報酬差を考えると合理的だろう。
わずかに上ブレが出たとて信託報酬差を十分に埋められるものとなりうるかは大いに疑問である。
【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは

愚者小路です。
懐かしコピペシリーズ「四次元殺法コンビ」ネタがある程度できたので第2弾を公開してみます。
第1弾から1年以上経っているので大半の人はもう忘れてるでしょうけど。
次回は「【2ch懐かしAA】四次元殺法コンビを投資の世界に召喚しました(その2)」です。

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