グロース株の優位性は永遠には続かない。行き過ぎた価値観はいつか揺り戻す。を400字で。

グロース株の優位性は永遠には続かない。行き過ぎた価値観はいつか揺り戻す。を400字で。 アクティブ投資
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愚者小路
愚者小路

今日の400字は投資手法の優位性における盛者必衰のことわりについて。


モーニングスターの記事(リンクは下記)によるとイーストスプリング・インベストメンツ社のマネージャーがレポート内で「これからはバリュー戦略が最善」と発表したとのこと。
今現在の話をする気は全くないので詳細はリンク先を参照していただくとして、ここで押さえておくべきは「投資手法の優位性は振り子のように揺れ動く」ということです。

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市場では「対極への揺り戻し」がしばしば起こる

イーストスプリング・シンガポールのクライアント・ポートフォリオ・マネジャーであるサミュエル・ベントレー氏は昨年末に発行した顧客向けレポートで「最善の方法は、純粋なバリュー戦略に基づきポジションをとることだ」と訴えている。

出典:モーニングスター『圧倒的なグロース株優位に変化の兆し、イーストスプリングが「バリュー株復活」レポート』より
事後補足

上記引用の「昨年末」とは2020年末を指す。

グロース株人気が異様なまでに高まる程に、人目につかないバリュー株の「うまみ」が増すのは自然な事だ。
市場ではこういった対極する投資手法への揺り戻しはたびたび発生する。
揺り戻しの程度はその時々だが。

それはつまり、常に優位であり続ける投資手法はないことを意味している。
何を当たり前な、と思うだろうが市場の熱にあてられると時に見失ってしまう事があるので戒め半分にリマインドしておこう。

私はその時々でどの手法が優位なのかを適切に当て続けることはできないと悟っている。
だからこそインデックス運用を採用しているのだ。

「インデックス優位と言われる昨今もどこかでアクティブ優位に揺り戻すのでは?」と思った人もいるのではないだろうか。
アクティブの対極はインデックスではない。
そのファンドと対極の投資手法をとる、別のアクティブファンドだ。

アクティブファンドの対極はインデックスファンドではない
振り子に例えると、アクティブファンドの対極は別のアクティブファンド。インデックスファンドはただ真ん中にぶら下がり続ける の図

考えてみよう。
振り子の中央であり続けるインデックス運用に「対極」は存在するだろうか。

【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは

愚者小路
愚者小路

愚者小路です。


かつて投信ブログ界隈でも頻繁に話題に挙がっていたグローバル3倍3分法ファンド
最近めっきり誰も話さなくなってきたと思っていたら、どうやら深刻なまでに資金流出が続いていたようです。


グロ3にいったい何が?

ありがとうございます。

次回もまた見てくださいね。

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