珍奇な愛称のファンドを探し、商品内容を吟味する珍称ファンド巡礼ツアー。
珍称トラベラーの愚者小路です。
今日の400字は『健次』について。
『健次』は先進国のヘルスケア・バイオ関連にバリュー投資を行うファンドです。
トータル成績はなかなか素晴らしいのですが、ここ3年は苦戦を強いられています。
その理由は慢性的な資金流出にあると考えました。
『愛称:健次』グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンドの基本情報
『愛称:健次』グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンドの基本情報 | |
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珍称タイプ | 擬人型 |
ファンド分類 | アクティブファンド |
購入時手数料 | 3.24% ※販売会社によっては無料 |
信託報酬 | 2.38% |
分配金 | 決算時に基準価額10000円を超えている部分を分配金として払い戻す「謎の1万円ルール」がある。 意図は不明。 |
アセットクラス | 先進国株式 |
投資対象 | ヘルスケア・バイオ関連銘柄 |
運用方針 | ファンダメンタル分析によるバリュー投資 |
備考 | Fund of the year2018『優秀ファンド賞』 ※モーニングスターが選ぶ方 |
※基本情報はモーニングスターを基に作成。
慢性的な資金流出が『健次』の首を絞め続ける
珍称タイプは「擬人型」に類する。
健次という命名センスからするに、ターゲットは高齢者だろう。
察しの良い方はお気づきだろうが、長男が存在している。
ファンド内容でまず目が行くのは2.38%という高い信託報酬。
理由はもちろん、外部への丸投げである。
コスト面で大きなマイナス要素はあるが、リターン自体はそう悪くない。
設定来、分配金再投資ベースで+200%以上というのは高評価。
問題は直近3年間の成績。
MSCIコクサイインデックスと比較すると大きく差をつけられている。
理由は慢性的な資金流出であろう。
資金流出が続くと、解約資金確保のため株式売却を迫られる。
割安で買って持ち続けるのがバリュー投資なのに、割安で買ったそばから売却していてはリターンなど望めない。
以下、月次レポート内、今後の運用方針について
また、短期的に株価が上昇した銘柄を一部売却し、逆に株価が下落した銘柄を買い増すことで、リスクを低下させつつ魅力的な運用成果の追求をしていく所存です。
出典:グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド 2019/01/31発行の月次レポート
バリュー投資ファンドが短期スパンで売買している記載からも逼迫した状況が読み取れる。
資金流出 × バリュー投資 = 運用がままならない程のピンチ!
なのかも知れない。
おわりに:珍称ファンド格付けのお願い
今回の珍称ファンド、いかがでしたか?
格付けフォームを設けましたので、ご協力いただけたら幸いです。
正直、モーニングスターの格付けより皆様の格付けの方が100倍アテになります。
格付けにご協力いただくと、皆様の格付け結果をご覧いただけます。
※私も公開時点で1票入れております。
【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは
愚者小路です。
日頃SEOの事ばかり気にしていながらもろくすっぽ成果の出ない私。
そんな中、あるワードでついに検索一位ゲット!
・・・bingで。
Googleは同ワードで圏外同然なのに、なんで?
ありがとうございます。
次回もまた見てくださいね。
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