今日の400字は個別株派はみんな大好き、株主優待について。
投資信託派の人にとっても無縁な話ではありません。
国内株式ファンドは株式をたんまり保有している以上、株主優待をたんまりもらっているはず。
可能な限り現金化して資産計上しているそうですが、どれぐらいなんでしょうか?
何百万、何千万・・・いや何億?
優待品の現金化なんてほとんど出来やしないようだ
ファンド内で発生した株主優待は可能な限り現金化され、ファンド資産として計上される。
山崎元氏の記事から引用しよう。
国家公務員共済組合連合会は国家公務員の年金を運用しているが、年金資産による投資を通じて保有する株式から生じる株主優待券は、資産を管理する信託銀行によって、チケットの買い取り屋などに持ち込み換金して、ファンド資産に繰り入れたり、換金できないものについては、寄付をしたり、といった処理が行われる。
前者では買い取りなどの際にコストが発生するし、後者では寄付の行為が感謝されるとしても、年金資産の運用としては明らかな無駄が発生する。
出典:トウシル『誰が得する?敢えて述べる、「アンチ株主優待」論』
念のため三菱UFJアセットマネジメントにも裏取りしてみた。
質問と回答がこちら。
日経平均マザーファンドの運用報告書を見れば「その他収益金」に記載されているとの回答を得た。
早速確認してみよう。
ちょ・・・少なくない?
13万円って誤植疑うレベルよ!?
その左側の「株式(評価額)」に注目。
およそ3000億円分の株式を保有していて、その優待を可能な限り現金化出来たのが13万円程度しかないのだ。
(その他収益金は他のお金も含まれている可能性があるのでもっと少なくても不思議はない)
記事構想段階ではファンド資産の○%とか算出しようとしていたがその気も失せてしまった。
大半の優待品が何らかの形で処分されている状況を考えると、信託銀行としても厄介で面倒な仕事なのだろう。
処理を任される担当者が気の毒でもある。
【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは
愚者小路です。
インデックスファンドさえ持っていればインデックス投資になるかと言うと、決してそんな事はありません。
中にはインデックスファンドを盛んに売買してアクティブ投資しちゃう個人も少なからずいます。
そしてついには「インデックスファンドでアクティブ投資しちゃうファンド」も現れたのです。
ありがとうございます。
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