今日の400字は投資の辞め時について。
人間、投資を続ける理由より投資を辞める理由を見つけたがるものだと思います。
色々理由をつけて不確実性から逃げた方が楽だからですね。
投資を辞めようか悩んでいる人を思い留まらせることはなかなか難しいですが、もしお悩みの方がいれば私からメッセージを差し上げたいです。
今のやり方で投資を始めた理由を見つめ直してみよう
まず山崎元氏が株式の売却タイミングについて言及している記事を引用しよう。
一般に、どんな銘柄を買ったらいいかを説く解説は多いが、株式投資を実際に始めてみて困ることが多いのは、「いつ売るか」だ。
~中略~
お金が必要で換金する場合を除くと、最も一般的な原則は、「買った理由が消滅した時に売れ」だろう。
出典:ホンネの投資教室「間違えない株式投資の始め方・7カ条~最もコンパクトな株式運用入門」より
例えば、「利益に対して株価が割安」が理由で買ったなら、株価が上がるか、利益が減るかして、「割安」が消滅した時には売ることを検討すると考えておけばいい。
一見関係ないように思えるが、この概念は投資の辞め時にも応用できそうだ。
原文に倣えば「投資を始めた理由が消滅した時に辞めろ」ということだ。
例を挙げよう。
株式は長期的に見れば期待リターンがプラスだから長期投資
⇒長期リターンがマイナスに転じるような事象が起きたら辞める
他の市場参加者を出し抜けると思うから短期トレード
⇒出し抜けやしないという現実に直面したら辞める
「次はコレが来る」などと煽られ人気商品に手を出す
⇒結局来なかった時に辞める
例2と例3のようにベースとなる「投資を始めた理由」が根拠薄弱だと容易に消滅しやすい。
今投資を辞めようとしている人は「始めた理由」に立ち戻ってみよう。
その理由が消滅するまで投資を続けることも、より強固な理由を構築して再スタートを切ることもできる。
責任は取れないが、「撤退」だけが選択肢ではないはずだ。
【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは
愚者小路です。
株式市場の動きに一喜一憂して「今日は上がった、下がった」をネタにしていればブログ記事ぐらいなら毎日書けるものです。
(意味や価値の有無はさておき)
ただし長期投資をするうえでは至近距離で市場の熱にあてられることに何のプラスもありません。
ありがとうございます。
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