
今日の400字はいわゆる「コロナショック」発生から一か月でeMAXIS Slimがどれだけ買い付けられたか。
その債券編でございます。
eMAXIS Slimの債券系には新興国債券がありませんので、国内債券と先進国債券について調査しました。
※株式編は下記リンクからご覧ください。
コロナショック後1か月で総口数がどれだけ増えたかな?(債券編)
株式編では暴落後にバーゲンとばかりにファンドを冷静に買い足す投資家の実態を紹介した。
では同様に、やや下落した債券ファンドの総口数増減を見てみよう。
ファンド | 総口数 ショック直後 | 総口数 ショック1か月後 | 総口数増減(%) |
---|---|---|---|
eMAXIS Slim 国内債券インデックス | 82億口 | 82億口 | -0.5% |
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス | 79億口 | 83億口 | 4.2% |
上記の表はチャート上の基準価額と純資産総額を基に総口数を手計算したものです。
チャートはマネックス証券のものを参照しました。
国内債券は微減、先進国債券は4%増。
投資家は債券ファンドにあまり強い買い意欲を抱かなかったようだ。
理由は2つ考えられる。
まず1つ目は下落幅が小さかったこと。
直近高値からの下落幅は国内債券で約2%、先進国債券で約5%程度で、あまり割安感のある価格帯でもなかったためだろう。

2つ目はリバランスの影響。
株式と債券でポートフォリオを組成している場合、コロナショック発生でリバランスをすると債券ファンドを売って株式ファンドを買う流れが考えられる。
結果として、インデックス投資家の買い意欲は株式ファンドに集中する形となった。
何にせよ、暴落に慌ててファンド資金の大量流出なんてことにならなかった事はとても頼もしく思えた。

骨太なファンドは暴落ぐらいで折れたりしないのね。
本件の話と直接関係ないので事後補足として書きます。
コロナショックによる暴落は株式と債券が逆相関とはなりませんでした。
皆が一斉にキャッシュを欲したため株式も債券も下落したのだと認識しています。
しかし債券ファンドの下落幅が小さいことと債券ファンドの価格回復が株式ファンドに比べ早いことなど考えると、一定のブレーキ効果はあったと判断しています。
私は自身のポートフォリオに債券を組み込んでおいて良かったと評価していますし、これからも株式と債券でポートフォリオ運用を続けていくことでしょう。
【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは

愚者小路です。
株式暴落時のバーゲン市場でスポット的に積立額を増やしている人が多いようです。
それは裏を返せば暴落対応資金として買付余力を温存していたことになります。
(買付資金はどこからともなく湧いてくるものでもないですから)
私は常に全力買いで余力など残していなかったので増額なしにいつも通り積み立てるのみです。

ありがとうございます。
次回もまた見てくださいね。
応援していただくとより多くの方にご覧いただけるし、投稿モチベーションも上がります。
↑いつもランキング向上にご協力ありがとうございます!
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます
・・・なんて機能はないけれど、本件と関連が深い記事です。
もう1ページ、いかがですか?
コメント