Yahoo知恵袋のちょっと考えさせられる質問や回答をご紹介する連載「Yahoo知恵袋 秀逸質問＆回答録」。
ナビゲーターの愚者小路です。
今回の質問は「職場の人が投資で儲かりまくってるから会社辞めるって言ってるけど、そんな儲かるの？」です。
そのご同僚ずいぶん威勢が良くて結構でございますなぁと読んでいたら十数年前の思い出が去来しました。
第二次投資ブーム（2000年代半ばぐらい）にもそんな事言ってた人いたわ！
投資ってそんなに儲かるんですか?
職場の人が投資をしていて、リスクもないしほっとくだけでお金増えてて才能あるかもと言ってました。
さらにはこんな職場で馬鹿みたいに大した日銭稼がなくてもよくなるとかで、近々仕事辞めて投資だけにするそうです。私が貯金しかしてないと言ったら、将来考えてんのか!と説教受けました。
投資は本当にいい。何でみんなしないのかわからないとずっと言ってます。
貯金あるならそのお金を投資に回すべきとか。私はよくわかりませんが主人は投資なんてとんでもないと反対で損をしてでもコツコツ貯金をすべきだと言ってます。
どちらが正しいのでしょうか?
出典：Yahoo知恵袋
デイトレブームの頃もそう言って退職した人がいた（実話）
質問投稿は2023/05。
コロナショック後デビュー組は大きな下落もなく万能感が醸成されていてもいい頃だ。
その発言に至るだけの土壌は整っていた。
一方、別の見方を示した回答者もいた。
うーん…。
あなたの職場の人は、たまたま才能があって投資で成功した（確率0.1％）
才能は無いが時期がよかったので儲けが出た（確率3％）
あと数年で無くなる詐欺系の投資案件で儲かってる（確率96.9％）ですね。
出典：Yahoo知恵袋
真っ当な投資をする人でリスクがないと言い切る人はほとんどいません。
確かに「リスクもないし」のくだりにはちょっと詐欺案件の匂いもする。
それでも当記事ではリスクの現実とまだ遭遇していない状態だと仮定しておこう。
というのも2000年代半ばに私の同僚が同じような事を言って本当に退職してしまったのだ。
当時は色々緩く、彼が会社のPCで明らかに何かをトレードしていたのが度々目に入った。
その後どうなったかは知らないが、それからライブドアショックやリーマンショックが起きた事を私は知っている。
この第二次投資ブームも誰でも儲かる相場を自分の実力と勘違いして道を踏み外す事例があった。
性質上、アクティブ要素の強い投資（投機）ほど過信が生まれやすい。
インデックス投資には隠し特性「過信が生まれにくい」がある。
【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは
愚者小路です。
保有の力強さを形容する表現として「ストロングホールド」「ゴリラ並みの握力」などのパワーワードを聞いた事がある人も多いでしょう。
ズバリ問います。
そんな力入れてないと保有って出来ないものなの？
あとゴリラの握力ってどれぐらいなの？
次回は「長期投資に『ゴリラ並みの握力』って必要なの？」です。
ありがとうございます。
次回もまた見てくださいね。
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