珍奇な愛称のファンドを探し、商品内容を吟味する珍称ファンド巡礼ツアー。
珍称トラベラーの愚者小路です。
今回は「アチャ!インド」。
正式名称は「SMTAM インド債券オープン(毎月決算型) 」。
この情報が皆様の投資に役立つことはありませんが、人に話したくなる無駄知識にはなり得ると思いますので気になる方はお付き合いください。
『愛称:アチャ!インド』SMTAM インド債券オープン(毎月決算型)の基本情報
『愛称:アチャ!インド』SMTAM インド債券オープン(毎月決算型)の基本情報 | |
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珍称タイプ | 意味不明型 |
ファンド分類 | アクティブファンド |
購入時手数料 | ??? (そもそも販売会社がないので) |
信託報酬 | 実質1.67% |
分配金 | 毎月 (ただし2018/02設定来から2019/08現在まで無配) |
アセットクラス | 新興国債券 |
投資対象 | インド債券 |
運用方針 | ファンダメンタル分析と相対価値分析に基づき銘柄選定している。 |
備考1 | 純資産総額が0.01億円(2019/08現在) |
備考2 | ファンドオブファンズ形式 |
純資産総額100万円のファンド、正体を暴いてビックリ
珍称タイプは意味不明型。
「アチャ」は和訳すると「いいね!」が妥当だろう。
ファンド内容は捨て置こう。
債券ファンドで信託報酬1.6%なんて天下無双の大論外だもの。
注目すべきは純資産総額の0.01億円。
私は目を疑った。これが誤植でなくて何だ。
さっそく運用会社に真相を問い合わせてみた。回答はこうだ。
SMTAM インド債券オープンは現在販売会社が決まっていない。
設定から1年半経つが、ずっと決まっていない。
決まったら公式ページで告知する。出典:三井住友トラストアセットマネジメントの問い合わせ回答(電話受付オンリーのため愚者小路が要約しました)
途中で販売会社がなくなったのではない。最初からなかったのだ。
投資信託って販売会社がない状態でスタートできるものなのか。
できたとて、そんなスタートにどれだけの意味があるのか。
毎月分配型ではあるが保有者が誰もいない状態で分配しても仕方ないので、当然ながら無配続きだ。
存在しない保有者向けに月次レポートを書いている中の人の徒労は察するに余りある。
レアな事例につき、見つけた記念(?)に皆様にも報告してみた次第だ。
販売会社がこのまま何年も決まらず償還となったら、一円も売れずに償還したファンドとして伝説になるだろう。
おわりに:珍称ファンド格付けのお願い
今回の珍称ファンド、いかがでしたか?
格付けフォームを設けましたので、ご協力いただけたら幸いです。
正直、モーニングスターの格付けより皆様の格付けの方が100倍アテになります。
格付けにご協力いただくと、皆様の格付け結果をご覧いただけます。
※私も公開時点で1票入れております。
【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは
愚者小路です。
あなたが最初に読んだ投資本は何ですか?
私はこの問いに正直に答えられる人が好きです。
右も左もわからない状態で掴む本なんて、だいたいロクな本じゃないでしょうから。
皆そういうのを掴まされて大きくなったと、私は信じたい。
ありがとうございます。
次回もまた見てくださいね。
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