今日の400字は金融庁「資産運用業高度化プログレスレポート2023」について。
今回と次回で2回にわたり取り上げます。
このレポートは個人ではさすがにまとめきれない情報をわかりやすくグラフ化してくれている非常に秀逸なもので私も重宝しています。
その中でも今日取り上げるのは毎月分配型ファンドの特性をどれだけ理解しているかのアンケート結果。
よくこんなのまとめてくれたなー、グッジョブこのうえない!
分配金偏愛は無理解のたまものだったのか
プログレスレポート8ページに毎月分配型についてのアンケート結果があった。
毎月分配型ファンドを現在保有している、または保有経験のある人が分配金をどれだけ理解しているかを質問したものだ。
まず「分配金として元本の一部が払い戻されることもある」。
これはいわゆる特別分配金、俗っぽく言えばタコ足配当の事だ。
理解している人は全体で37%。
次に「分配金が支払われた額だけ、基準価額が下がる」。
毎月分配型ファンド保有経験ありでこの真実を知っている人がまさかの31%。
残りの6割強は分配金をどこからともなく発生する大入り手当のように捉えているのだろうか。
真に責められるべきは保有経験者ではない。
この事実自体、対面金融機関が客にマトモに商品説明を出来ていない何よりの証左なのだ。
中身を理解できない金融商品は買ってはいけないとはよく言うが、客に中身を理解させられないような金融商品を売ってもいけない。
そうではないだろうか。
【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは
愚者小路です。
長期に渡りインデックスファンドに勝ち続けるアクティブファンドは少ない。
事実に基づく定説です。
金融庁が2022年最新版データで詳細をまとめてくれています。これまたグッジョブです。
ありがとうございます。
次回もまた見てくださいね。
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