インドに渦巻く深刻な大気汚染。なりふり構わぬ成長のツケはいつ清算するのか?を400字で。

インドに渦巻く深刻な大気汚染。なりふり構わぬ成長のツケはいつ清算するのか?を400字で。 投資信託(ファンド)のリスク
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愚者小路
愚者小路

今日の400字はインドの不都合な現実について。


最近インド株ファンドが多く設定され、にわかに「これからはインドだ!」とする熱が相当高まっています。
私も新興国株式をかなり厚く保有しているのでインドが来るのは特段文句はないのですが「これからはインドだ!」って十数年前からずっと言われ続けてたんですよねぇ・・・

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自慢の「若い労働力」を維持するためには対応はマスト

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400字、始め!

インドの優位性といえば何と言っても労働力。
いわゆる人口ボーナス期にあり先行きへの期待が高まっている。

ところがそんなインドの成長に黄色信号が灯る事態が。
工業化や開発の加速を受け、首都ニューデリーの空気は世界最悪の水準になったと報じられている。

インドの首都・ニューデリーが11月上旬頃から有害なスモッグに覆われ、4日連続で世界一大気汚染の深刻な都市となった。
市街地では建物がかすむほどの濃いスモッグがかかり、大気中の粉塵の多さを物語る。

~略~

デリーの大気は主要都市の中でも最悪となっており、以降3カ月は危険な状態が続くと予想されている。
南アジアでは大気汚染により年間200万人以上の死者が生じており、デリーの住民は汚染により最大12年の寿命を失うおそれがあるとする調査結果もあるという。

出典:プレジデントオンライン「息をするだけで寿命が12年短くなる…「世界一空気が汚い都市」インドの首都ニューデリーの惨状」

急速な発展からの公害。
中国も、古くは日本も通った道だ。
対策にはコストがかかる。
コストがかかるのは経済にブレーキがかかるのとほぼイコールだ。

どの国も成長の過程はこの「急発展⇒公害問題」を避けて通れないみたい
どの国も成長の過程はこの「急発展⇒公害問題」を避けて通れないみたいです の図

だからといって放ってもおけない。
健康被害により自慢の労働力が相当量損なわれたらどうなるだろうか。
潤沢な若年人口の多くが労働困難な病人となってしまったら、希望が一気に負担にひっくり返ってしまう。

今までの無謀な成長ペースを根拠に投資を決めた人は今後のペースダウンに失望する可能性は大いにある。
私はインドを取り巻く希望も失望も付き合う覚悟を決めて新興国株式を保有しているが、これから投資する人にはこの現実を把握しておいてほしい。

【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは

愚者小路
愚者小路

愚者小路です。


昨今のNISA流行りで投資デビューを飾る人が多い中、家族が投資を始める事に内心納得していない人もいるのは仕方のない事でしょう。
家族の投資デビューを何としてでも止めたいお悩みを取り上げて、どうやったら止められるか考えてみます。
色んな立ち位置で物を考えるのって案外大事なんですよ。

ありがとうございます。

次回もまた見てくださいね。

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