愚者小路
今日の400字は過熱するコスト下げ競争について。
インデックスファンドの信託報酬が下がってくれるのは素晴らしい事だし、運用会社には感謝すべきところ。
ただ、どこかに「いやそのコスト水準はさすがに裏があるのでは?」と疑わしく感じるラインがあるはずなのです。
Tracers全世界株式、信託報酬0.05775%に何を思ったか
図・表・引用文・動画・ソースコード・改行コード・スペース・事後補足は字数に含めないであげてください。
インデックスファンドのコスト下げ競争が過熱する中、Tracers MSCI オール・カントリー・インデックス(全世界株式)はまさかの信託報酬0.05775%となった事が話題となった。
私はその数字だけを聞いた時「いやいや、それはない」と勘ぐったが、その疑念は正しかった。
種を明かせば指数のライセンス料が含まれておらず、真に最安かは現時点では断言できそうにないというオチだった。
投資信託に限らず、今までのコスト相場が分かっていれば直感的に気付ける猜疑ラインがあると思う。
たとえば格安スマホにしたって3G使えて月980円ならあり得るだろうが、月500円で使い放題となったら何か裏があると感じるはずだ。
この猜疑ラインに踏み込んだうえに十分な説明ができないと、かえってユーザの心を遠ざける結果となりかねない。
最後にアンケートを設けて皆の猜疑ラインを探ってみよう。
恐縮ながら、ぜひ直感的にお答えいただけないだろうか。
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【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは
愚者小路
愚者小路です。
これから2回に分けて金融庁「資産運用業高度化プログレスレポート2023」を取り上げていきます。
まずは相変わらず根強い分配金信仰。
うすうす分かっていたけれど、そもそも理解してないからありがたがっていたみたいですよ・・・
ありがとうございます。
次回もまた見てくださいね。
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コメント
トレカンで話題にはなりましたが、日興AMのファンドってどれもそんな感じみたいですね。
Tracers S&P500配当貴族インデックスとか、インデックスファンドNASDAQ100とか、どれも信託報酬に指数の標章使用料が含まれてませんよね?
Tracersシリーズだけではないようですし、そういう小細工をヨシとするような運用会社とは距離をおきたいですね。
そろそろ日本独自の全世界株式指数を作ったほうがいいと思います。ライセンスフィーを他国に払われると国益が損なわれます。規模が将来的に100兆なるとかなりの損失になりそうです。