今日の400字はかつて対面証券のプロ販売員にうかがった(というか自ら語った)米国株式の相場見通しの答え合わせ。
販売員はあくまで顧客をワクワクソワソワさせて金融商品を売るプロであり、相場を読み当てるプロではありません。
とは言っても口滑らせて「絶対」とまで言っていたのですから答え合わせぐらいしてもバチは当たりますまい。
相場予想は「理由」まで合ってて初めて的中と言えるのでは?
株式投資をされる場合、私個人としてはここ1年はアメリカ株だと思います。
なぜならこれから上がっていく理論づけが出来るからです。(略)
アメリカで来年(2020年)何があるかご存知でしょうか。
トランプさんの選挙があるんですよ。もしもトランプさんが株価をガッと上げてくれればアメリカ国民の資産が増えます。
そうすると「トランプさんいいな」という支持につながります。
だから選挙を見越してトランプさんはこの1年間は絶対に株を上げに来ると思います。
私個人的には。むしろトランプさんが株を上げに来なかったらトランプさんが大統領をやる意味がないし続投も難しくなると思います。
出典:当ブログ「【後編】証券会社の店頭に資産運用の相談をしに行ったらこうなった!(リアル体験談)」より店頭証券の販売員の言葉を抜粋
だから高値を付けたままでいい感じに大統領選に突入するんじゃないかと私個人的には思います。
これは某証券会社で2019年秋に言われた販売員の個人的な見通しだ。
既に大統領選も終わった今ならその結果を振り返ることができる。
結果、確かに米国株式は上昇した。
しかしこの上昇は大統領選を控えたトランプ氏によるものだっただろうか。
むしろ感染拡大やワクチン開発状況などコロナに左右された印象が強いように思える。
2020年の相場は総じてトランプ駆動型ではなく、コロナ駆動型であったと見るがいかがだろうか。
予想の過程が丸ごと間違っているが答えがたまたま合っているのを正解と言っていいか、判断は分かれるだろう。
マークシート試験なら正解だし、記述式試験なら不正解だ。
予想とは結局のところその時点で現れている材料を線形に引き伸ばしたものに過ぎない。
彼の場合はトランプ氏と大統領選を線形に引き伸ばしたわけである。
その後に発生する材料を織り込めない事が相場予想の当たらない、そして全くアテにならない根本原因となっている。
【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは
愚者小路です。
今でこそネット証券の顔ぶれは安定してきましたが、どの会社も現状に至るまでは合併を繰り返しているものです。
色んな会社を取り込んで成長してきたということは、裏を返せばこの先どこかに取り込まれる可能性があるということ。
野生の王国みたいなシビアさですね・・・
ありがとうございます。
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