Yahoo知恵袋のちょっと考えさせられる質問や回答をご紹介する連載「Yahoo知恵袋 秀逸質問&回答録」。
ナビゲーターの愚者小路です。
今回の質問は「手持ちのファンドが下落しちゃった!どうしたらいいの?」です。
投資初心者が一度は通る疑問だと思うので思い切って万能解を提示してみます。
あなたがそのファンドをどういう想定で買ったかで決まる
まず問題解決のために必要な情報はたった一つ。
どういう想定でファンドを買ったか。
まずはアップダウンありながらも長期で十分なリターンが期待出来ると思って買った場合。
長期投資を志す場合は基本的にこの想定がないとそもそも続かないだろう。
この想定を抱いていたなら含み損-25%もアップダウンの一環でありまだ道半ば。
想定は何一つ折れてないので解約する理由もない。
次に目先でちょっと上がるだろうとか、買った直後から機嫌よく右肩上がりが続くと思って買った場合。
買い煽り系発信者にのせられて手を出す人はこの想定を抱いてしまいがち。
直面している現実は既にこの想定に反しているので続ける理由がなく解約一択だ。
想定を持たず何となく買った人はもう何となく解約すればいい。
それだけ「買う理由」は大事なのだ。
この切り分け法は故ヤマゲン氏の「買った理由が消滅したら売れ」の教えを少し変形させたものだ。
今は亡き巨匠の貴重な教えである。
一般に、どんな銘柄を買ったらいいかを説く解説は多いが、株式投資を実際に始めてみて困ることが多いのは、「いつ売るか」だ。
「長期投資だからいつまでも持て」というのも、「買値から、○割上がったら売る、△割下がったら損切りすると決めておけ」というのも、共に間違いであり、役に立たない。お金が必要で換金する場合を除くと、最も一般的な原則は、「買った理由が消滅した時に売れ」だろう。
出典:トウシル「間違えない株式投資の始め方・7カ条~最もコンパクトな株式運用入門」
例えば、「利益に対して株価が割安」が理由で買ったなら、株価が上がるか、利益が減るかして、「割安」が消滅した時には売ることを検討すると考えておけばいい。
ただし、魅力が消えた銘柄も分散投資の役に立っているので、急いで売るには及ばないことがあることを覚えておこう。
【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは
愚者小路です。
投資の本質は「保有」にあります。
異論反論あろうが私はそう断言します。
なぜなら保有してる間に投資先で起こる価値向上が投資家の利益の源泉だから。
ところがあの方にとって本質は他のところにあるようです。
ありがとうございます。
次回もまた見てくださいね。
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