今日の400字は宝くじの「費用対ドキドキ」について。
経済評論家の塚崎公義氏による記事きっかけで気付いたのでご紹介がてら私の考えも述べてみます。(該当記事のリンクは後述)
塚崎氏の記事は宝くじに経済的合理性はないとしながらも別の合理性はあるのではないか、といった内容です。
ちなみにわたくし愚者小路は宝くじをギャンブルのカテゴリに入れています。
宝くじファンは気を悪くされるかも知れませんが個人の切り分けにつきご了承ください。
ポイントはドキドキが長く持続する事
記事では宝くじは他のギャンブルと比べてドキドキを長く維持していられると述べている。
当せん番号の発表までの間、「当たったら何に使おうか」などと考えるのも楽しいに違いない。
夢を持てるのは素晴らしいことだ。
実際に当たる確率は極めて小さいので、他人からみれば単なる妄想かもしれないが、上記の錯覚によって本人が「当たるかもしれない」と思えるなら、夢を持てるわけだから、問題なかろう。カジノのルーレットは楽しめる時間が1分くらいしかないのに、宝くじは何日も夢を持ち続けられる、という点も素晴らしい。そんな宝くじが数百円で手に入るなら、購入することは非合理的とはいえないだろう。
出典:ダイアモンドオンライン『「宝くじで夢を買う」のは、確率的には損でも非合理的ではない理由』
たしかに競馬のレースは数分。パチンコは30分強で1万円が飛んでいく。
対して2021年の年末ジャンボ宝くじを例にあげると発売は11/24で抽選は12/31とおよそ5週間もドキドキを維持できる。
ギャンブルとは基本的にお金でドキドキを購入する行為だ。
だとすると長くドキドキを維持できる宝くじの「費用対ドキドキ」が高いとする主張もうなずける。
ただし結果が出るまでに長い時間かかった方が良いのであれば、宝くじより上がある。
あいにくギャンブルではないが、長期投資だ。
宝くじの5週間をゆうに超える数年、数十年と好きなだけ時間をかけていられる。
もっとも費用対ドキドキで言えば、最初の2~3年ぐらいしかドキドキしないと思うけどね。
数十年ずっと期待を維持できると考えると、長期投資は何ともすごく贅沢な事をしているように思えてきてしまった。
【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは
愚者小路です。
私はニュースを見て震えました。
ある銀行で顧客が投資信託購入代金として受け取ったお金を支店長が自分のポッケに入れてしまう事件が発生しました。
詳細は記事で解説するとして、完全システム化された金融機関にも「システムの外側」ってのがあるものなんですね。
ありがとうございます。
次回もまた見てくださいね。
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