投資信託の基準価額が『基準価格』でないのはどうして?を400字で。

投資信託の基準価額が『基準価格』でない納得の理由(愚者小路解釈)を400字で。 投資信託の現状を考える
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愚者小路
愚者小路

今日の400字は基準価額について。


どうして「基準価格」じゃないんだろう?
しみじみ考えると、その理由も分かってくるのです。

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もしも投資信託が「基準価格」だったら何が起きるか

図・表・引用文・動画・ソースコード・改行コード・スペース・事後補足は字数に含めないであげてください。

400字、始め!

価格と価額の違いは別サイトに解説を任せよう。

愚者小路注:要所のみ抜粋引用。原文は上記リンクを参照。

「価格(かかく)」とは、「物の価値を貨幣で表したもの」という意味の言葉です。
たとえばある壺の客観的な値段が1万円だったとしても、売り手が5万円の値を付けそれで売却できれば、5万円がその壺の「価格」ということになります。

「価額(かがく)」とは、「品物の値打ちに相当する金額」という意味の言葉です。
たとえば先ほどの壺の例では、現実の「価格」が5万円だったとしても、客観的には1万円にしかならないと評価されるなら、1万円がその壺の「価額」ということになります。

出典:社会人の教科書『「価格」「価額」「金額」の意味と違い』

たとえば株式ファンドの基準価額は内部で保有している株式の株価の総和サマリである。
株式の値打ち(要は株価)に基づいた金額なので「基準価額」という表現が正しいのだ。

ではもし投資信託が基準価格制だったら?
私はこういうのを想像するのが大好きだ。

運用会社が「ウチはエクセレントな運用やってるからもっと高値が妥当」などと言いファンド内の株価総和より高い価格を付ける事もできる。
人気に火が付き買い注文が増えるとプレミア的に価格がつり上がるケースも出てくるだろう。

昔ひふみ投信がカンブリア宮殿で取り上げられてから資金の急激流入があった。
もし基準価格制だったらその価格はとんでもない乖離を見せていたかも知れない。

ひふみ投信の基準価額と純資産総額推移
ひふみ投信の基準価額と純資産総額推移。人気急騰で資金流入が激しくても基準価額には影響しない の図(画像はひふみ投信公式サイトより)

カン氏のブログによると昔の上場ファンドは基準価格的で、市場価格と理論価格の乖離が起きていたのだそう。

しかし、既存の上場ファンドでは、『市場価格』と『理論価格』のかい離がしばしば起こっており、投資家の信頼を損ねる場面がありました。

先物・オプション取引に精通していたモストさんは
新しいプロダクトに【裁定取引】の仕組みが必須であると感じたのです。
(これは↑『市場価格』と『理論価格』のかい離が生じさせないようにするため)

出典:カン・チュンドのインデックス投資のゴマはこう開け!「ETF、夜明け前・・『誕生秘話』 その2)」
愚者小路
愚者小路

なるほど。
こういう問題の解決を経て現代の基準価額制になってるんだね。

【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは

愚者小路
愚者小路

愚者小路です。


リスク許容度
この言葉、フランクに使えるわりになかなか掴みどころが難しいです。


「リスク許容度リスク許容度って皆言うけどいったい何なのさ!?」と悩む初心者向けに、私なりに噛み砕いた解説をしてみます。

ありがとうございます。

次回もまた見てくださいね。

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