珍奇な愛称のファンドを探し、商品内容を吟味する珍称ファンド巡礼ツアー。
珍称トラベラーの愚者小路です。
今日の400字は「豪州力」について。
その名の通り、オーストラリアの株式・リートと債券に投資するファンドです。
高金利・好配当を狙うことで高いリターンが得られたのか、調べてみましょう。
『愛称:豪州力』 ニッセイ オーストラリア利回り資産F(毎月)の基本情報
『愛称:豪州力』 ニッセイ オーストラリア利回り資産F(毎月)の基本情報 | |
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珍称タイプ | ダジャレ型 |
ファンド分類 | アクティブファンド |
購入時手数料 | 3.24% ※販売会社によっては無料 |
信託報酬 | 実質1.6848% |
分配金 | 毎月分配型 120円→90円→60円と減額傾向にある。 |
アセットクラス | 先進国株式・REIT 先進国債券 |
投資対象 | オーストラリアの取引所に上場している株式・REIT、公社債 |
運用方針 | 高金利・好配当が期待できる資産に投資するインカム収入重視型。 |
備考1 | 2021-08-27償還予定 |
※基本情報はモーニングスターを基に作成。
豪州力はダジャレじゃない。と運用会社は言うけれど
珍称タイプはダジャレ型。
元ネタは言うまでもないだろう。
そのうち小型株にフォーカスした「豪州小力」とか派生させるんじゃないの?
さておき念のため運用会社に読み方の公式回答もらっとこ。
※以下、問い合わせメールから引用。
【質問:愚者小路⇒ニッセイアセットマネジメント】
ニッセイ オーストラリア利回り資産Fの愛称『豪州力』の読み方を教えていただけますでしょうか。
ごうしゅうりょく?
ごうしゅうりき?
どちらが正しいでしょうか。【回答:ニッセイアセットマネジメント⇒愚者小路】
この度は弊社WEBサイトをご利用いただき、誠にありがとうございます。
「ニッセイオーストラリア利回り資産ファンド」の愛称「豪州力」の読み方は、「ごうしゅうりょく」となります。
皆様どう思われますか?
私の邪推?
それとも運用会社の建前的なダジャレ隠し?
運用丸投げで「4社の怪」すら超えてしまった
4社の怪とは、投資信託の関連会社が4社になってしまうこと。
カンチュンド氏が提唱した現象である。
実は「4つの会社」が明示されるパターンは、外国債券ファンド、外国株式ファンドなどでしばしば見受けられます。
~略~
運用そのものを外部に委託することは、決して悪いことではありません。
しかし、真の問題は、
投資信託の運用に関わる会社が増えることで、私たち消費者が負担する【コスト】が増加してしまうこと・・。★ つまり、当該ファンドの場合、私たちは【4つの会社】に対して「報酬」を支払わないといけないわけです・・。
豪州力は株式運用と債券運用をそれぞれ丸投げした事で、投資信託に関わる会社が5社になっているのだ。
結果、信託報酬は1.68%。
肝心のリターンはどうだろう。
分配金再投資で2012/12の設定来、+30%という成績はパッとしないと言わざるを得ない。
高金利・好配当を狙う事と、リターンを得る事は必ずしも同じ事ではないのだろう。
現に世界全体に分散していれば、オーストラリア単独よりもパフォーマンスが優れていたのだから。
おわりに:珍称ファンド格付けのお願い
今回の珍称ファンド、いかがでしたか?
格付けフォームを設けましたので、ご協力いただけたら幸いです。
正直、モーニングスターの格付けより皆様の格付けの方が100倍アテになります。
格付けにご協力いただくと、皆様の格付け結果をご覧いただけます。
※私も公開時点で1票入れております。
ありがとうございます。
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