フロンティア国は日本含めて28か国(2020/08時点:MSCI分類)
当記事ではMSCI分類を投資における一つの標準として2020/08時点の定義を列挙します。
MSCIが「MSCI Global Investable Market Indexes Methodology」というドキュメントの中で公開しているものです。
| MSCI分類におけるフロンティア国(2020/08時点) | |
|---|---|
| バーレーン | バングラデシュ |
| ベナン共和国 | ブルキナファソ |
| クロアチア共和国 | エストニア |
| ギニアビサウ共和国 | コートジボアール共和国 |
| ヨルダン | カザフスタン |
| ケニア共和国 | クウェート |
| レバノン共和国 | リトアニア共和国 |
| マリ共和国 | モーリシャス共和国 |
| モロッコ王国 | ニジェール共和国 |
| ナイジェリア連邦共和国 | オマーン |
| ルーマニア | セネガル共和国 |
| セルビア共和国 | スロベニア共和国 |
| スリランカ民主社会主義共和国 | トーゴ共和国 |
| チュニジア共和国 | ベトナム社会主義共和国 |
出典:MSCI Global Investable Market Indexes Methodology (2020/08)
フロンティア国の定義は定期的に見直されるため、全ての構成国を丸暗記してもあまり意味はありません。
現時点の最新情報が必要な場合は下の記事の方法で確認してみましょう。
フロンティア市場は安定感に乏しく、内戦/クーデターのリスクも高く、今後も対象国の入れ替わりは頻繁にあることでしょう。
MSCI Frontier Markets Indexとして指標は存在していますが、銘柄数は200銘柄に満たないうえ、前述の通り入れ替わりの多さも懸念されます。
フロンティア市場に投資できる投資信託は非常に少ないですが、ポートフォリオに組み入れたい方がいたらリスクだけでなく、市場規模の小ささ、指標の非連続性も考慮するようにしてください。

愚者小路
特に市場規模の小ささは流動性リスクにも大きく影響するから気を付けて!



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