
Yahoo知恵袋のちょっと考えさせられる質問や回答をご紹介する連載「Yahoo知恵袋 秀逸質問&回答録」。
ナビゲーターの愚者小路です。
今回のご質問は「アクティブファンドなら短期で結果が出ますよね?」です。
短期ならアクティブの方が有利であるとする根拠は乏しいし、10年程度の運用らしいけどそれって立派な長期投資じゃない?
50代で投資信託を購入しようと思いますけど
長期運用前提ならインデックスに投資して放置で良いんでしょうが
年齢的にはそれほど時間がないので多少コストがかかってもアクティブファンドで短期運用の方が良いような気がしますがどうでしょうか?10年程度ならオルカンとかあんまり意味ない気がします。
債権は利益がでなさそうで無駄じゃないかと思うんですが。10年程度の運用なら何がおすすめですか?
出典:Yahoo知恵袋
金融リテラシーよりも読解力が心配になる曲解
インデックス投資は市場平均を持ち続ける投資手法であるため長期投資は必然。
長期=インデックス ならば
短期=アクティブ だろうと勝手に決めつけてしまったのだとしたら残念な曲解と言う他ない。
インデックスの対だから運用期間も対になるか?答えは当然NOだ。
金融庁のプログレスレポートによると運用年数を重ねるごとにアクティブの勝率は下がっていき、10年で3割まで落ちる。
これは短期のボロが蓄積しているからに過ぎない。
山崎元氏の言葉を借りるなら「長期でダメなものは短期でもダメ」なのだ。

仮にこれが序盤3年だけ勝率が余裕の5割超えになっていたら短期で有利とする根拠になり得たのだが。

短期でアクティブ作戦が輝く場面も無理矢理考えればなくもない。
たとえば向こう数年バリュー株が上昇すると見込みバリュー特化のアクティブファンドを選ぶなら(想定と選択のマッチという視点では)アリだ。
アクティブでないとできない事は普通に存在する。
【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは

愚者小路です。
長期・分散・低コスト
コレ、投資のセオリー。
「え?長期・分散・積立じゃないの?」
じゃないですよ、長期・分散・低コストです。
次回は「投資のセオリー『長期・分散』あと一つは低コスト?積立?」です。

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