珍奇な愛称のファンドを探し、商品内容を吟味する珍称ファンド巡礼ツアー。
珍称トラベラーの愚者小路です。
今回は「シャイニング・フューチャー」。
例えるなら、「きぼう荘」という名前のボロボロのアパートを見つけたような、何ともいたたまれない気持ちになりました。
当ファンドにシャイニングなフューチャーがやってきているか、一緒に確認してみましょう。
『愛称:シャイニング・フューチャー』世界中小型株式ファンドの基本情報
『愛称:シャイニング・フューチャー』世界中小型株式ファンドの基本情報 | |
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珍称タイプ | 大風呂敷型 |
ファンド分類 | アクティブファンド |
購入時手数料 | 税込3.3% 楽天証券、SBI証券でも発生。 |
信託報酬 | 税込1.6115% |
分配金 | 年1回だが、2016/12設定~2019/11現在まで分配実績なし。 |
アセットクラス | 国内株式、先進国株式、新興国株式 |
投資対象 | 中小型株 |
運用方針 | 中小型株の中でもボラティリティが低く、かつ割安で成長期待の大きな銘柄に投資する。 |
備考1 | 販売会社はみずほ銀行、楽天証券、SBI証券の3社のみ。 |
備考2 | 信託期間は2026/11/24まで。 |
みずほ銀行のパワープッシュがなくなり、既にガス欠状態。ネット証券でも全く売れていない惨状。
珍称タイプは大風呂敷型。
設定時から見ると今がまさにその未来。既に輝きを失っているように見える。
その様子は純資産総額を見れば明らかだ。
前提知識として運用会社のアセマネOneはみずほ銀行の子会社だ。
2016年10月1日、みずほフィナンシャルグループ傘下にあった、みずほ投信投資顧問、新光投信、みずほ信託銀行の運用部門、それにみずほフィナンシャルグループと第一生命保険の折半出資会社であったDIAMアセットマネジメントの計4社の事業統合によって発足した。
株式の経済持分比率はみずほフィナンシャルグループが70%、第一生命ホールディングスが30%であるが、議決権保有比率はみずほフィナンシャルグループが51%、第一生命ホールディングスが49%となっている。
出典:アセットマネジメントOne(wikipedia)より
主力販売先である親会社のパワー営業により2018年初頭にピークを付けた純資産総額も急激な「引き潮」となった。
既に親会社も別のファンドにお熱なのだろう。残るはネット証券で細々売れてくれればいいのだが、そうもいっていない。
自ら商品を選び取るネット証券ユーザが購入時手数料3%を払ってまで当ファンドを買う道理は見つからないよねぇ。
肝心の設定来リターンは年1.67%程度。
(ベンチマークはない)
ベンチマークなしはファンドの成績不振をごまかす逃げ口上として有用な一方、誰の目からも明確なリターンがないとすぐに愛想を尽かされる。
評価基準を設けたくない気持ちは分かるが、こういうファンドを買うのは相当な勇気が必要だろう。
おわりに:珍称ファンド格付けのお願い
今回の珍称ファンド、いかがでしたか?
格付けフォームを設けましたので、ご協力いただけたら幸いです。
正直、モーニングスターの格付けより皆様の格付けの方が100倍アテになります。
格付けにご協力いただくと、皆様の格付け結果をご覧いただけます。
※私も公開時点で1票入れております。
【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは
愚者小路です。
あなたが投資をする理由は何ですか?
もしくは、あなたが投資をしない理由は何ですか?
実はどちらも同じ理由だと気づいた今日この頃。
ありがとうございます。
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