
Yahoo知恵袋のちょっと考えさせられる質問や回答をご紹介する連載「Yahoo知恵袋 秀逸質問&回答録」。
ナビゲーターの愚者小路です。
今回の質問は「NISAがあれば人生バラ色なのに若者が悲観的なのはどうして?」です。
NISAは単なる非課税制度に過ぎず、お金の不安を丸ごと解消してくれる魔法の箱ではないのです。
NISAがあるし、今の若者はみんな豊かになれます。
出典:Yahoo知恵袋
なのに、なぜ若者は悲観的なのでしょうか?
バカな若者が増えているのですか?
私が若者なら、人生バラ色!と思ってしまいます。昔は日本も大変でしたから。
これから無数の「資産形成のハードル」に挑まないといけないのだから
質問が書き込まれたのは2023/09、新NISA前夜の盛り上がり期だ。
おそらく質問者は色々調べるうちに勝ち確案件気取りをこじらせてしまったのだろう。
NISA制度を利用して資産形成をするにも、これからクリアしないといけないハードルは多い。
- 収入を維持/向上できるよう仕事への注力/継続
- 心を折らず腐らせず、投資に回し続ける鋼の入金マインド
- 数十年を費やした投資が実を結ぶ

図にまとめたようにNISAデビューしたなんてスタート地点に立っている状態に等しい。
そこから待ち受けているハードルを考えると、その時点で頭の中がバラ色だとしたらそれこそバカな若者だ。
質問者は悲観的と表現してたが、若者は慎重に現実的に先を見やっているだけだろう。
新NISAデビュー組もそろそろ投資の現実と向き合えてきた頃だ。
2024年から色々あったがまだ2年も経っていない。
これからもっと多くの出来事をただ傍観していく覚悟は固まっただろうか。
【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは

愚者小路です。
NISAマネーが海外に流出するせいで円安を招く論と共によく見かけるのが「国内への投資を促進すべくNISAを国内株式のみにするなど制限を設けるべきだ」論。
制限設けるのは勝手だけど、設けたところで変わりませんよ?
次回は「NISAを国内株式のみに制限すべき論は個人投資家をあまりにナメすぎている件」です。

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