珍奇な愛称のファンドを探し、商品内容を吟味する珍称ファンド巡礼ツアー。
珍称トラベラーの愚者小路です。
今日の珍称ファンドは『元気!』こと三井住友・スーパーアクティブ・オープン。
20年どうにか生き残ったブル型ファンドから、レバレッジ運用の厳しい現実を見ていきましょう。
『愛称:元気!』三井住友・スーパーアクティブ・オープンの基本情報
『愛称:元気!』三井住友・スーパーアクティブ・オープンの基本情報 | |
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珍称タイプ | 意味不明型 |
ファンド分類 | アクティブファンド |
購入時手数料 | 税込3.3% |
信託報酬 | 税込1.76% |
分配金 | 設定当初に3000円の分配金が発生。 以降は無分配。 |
アセットクラス | 国内株式 |
投資対象 | 株式に対する先物・オプション取引 |
運用方針 | 最大で純資産の200%までレバレッジを利かせて運用 |
備考1 | 1999年に設定された超老舗ファンド |
備考2 | 楽天証券では2009年より新規買付不能。 保有と売却のみ可能。 |
20年やめない勇気は評価するが暴落のたびに存続が危ぶまれる
珍称タイプは意味不明型。
どう「元気!」か全く分からない。
現実は愛称とは裏腹に純資産10億を切る典型的瀕死ファンドだ。
最大の特徴はレバレッジを2倍まで利かせられる一見フレキシブルな運用方針。
しかしレバ2倍で一度でも暴落の憂き目にあってしまったら、その損失をレバなしで取り戻すのは困難だ。
「レバなしでのんびり損失取り戻していこう」なんて悠長な事言ってたら保有者に見捨てられてしまう。
結果として常にレバ2倍近く張り続けるしか選択の余地はない。
リーマンショック後の基準価額に着目してみよう。
レバ2倍だけあって、重力2倍の急降下だ。
2012年には1500円まで基準価額を下げている。
毎月分配型でもないのに。
レバレッジファンドの持つリスクが震えるぐらいよく分かる希少な例だと思う。
リーマンショックをどうにか生き延びた当ファンドが昨今の暴落局面を生き残ることができるか、個人的興味をもって観察していきたいところだ。
おわりに:珍称ファンド格付けのお願い
今回の珍称ファンド、いかがでしたか?
格付けフォームを設けましたので、ご協力いただけたら幸いです。
正直、モーニングスターの格付けより皆様の格付けの方が100倍アテになります。
格付けにご協力いただくと、皆様の格付け結果をご覧いただけます。
※私も公開時点で1票入れております。
【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは
愚者小路です。
何度覚えてもついつい忘れてしまうものってあるもので、私は投資信託の売却から出金までどれぐらいかかるのかをちょいちょい忘れてしまいます。
普段滅多に売却しないから当然と言えば当然なのですが。
せっかくなので備忘録としてまとめておきましょう。
ありがとうございます。
次回もまた見てくださいね。
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