珍奇な愛称のファンドを探し、商品内容を吟味する珍称ファンド巡礼ツアー。
珍称トラベラーの愚者小路です。
今回は「ムガールの光」です。
ファンド内容にも問題がなくもないのですが、2019/05現在もっと深刻な問題に直面しているのです。
『愛称:ムガールの光 』 南アジア株式ファンドの基本情報
『愛称:ムガールの光 』 南アジア株式ファンドの基本情報 | |
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珍称タイプ | 意味不明型 |
ファンド分類 | アクティブファンド |
購入時手数料 | 3.78%以下 |
信託報酬 | 実質1.942% (ファンドオブファンズ) |
分配金 | 年1回 (設定来無配) |
アセットクラス | 新興国株式 |
投資対象 | インド、パキスタン、バングラデシュ、スリランカ、ネパール、ブータン、モルディブ、アフガニスタンといった南アジア諸国の株式 |
運用方針 | 不明。 明確な銘柄選択基準や運用方法の記載がない。 |
備考1 | 2025-09-10償還予定 |
備考2 | 販売会社は下記の2社 フィリップ証券 むさし証券 (皆知ってる?私は本件で初めて聞いた社名です) |
※基本情報はモーニングスターを基に作成
ムガールって何ですか?ムガールって。
珍称タイプは意味不明型。
イメージ先行だとRPGに出てきそうな響きだが・・・
ムガールというのはインド北部に栄えた帝国の名前だそうだ。
分かりにくく、かえって親近感が失われる。
ファンド内容に目を向けるといくつか問題がある。簡単に列挙しよう。
- ファンドオブファンズのため信託報酬が激高
- 6割ぐらいインド株で占めてる割に冴えないリターン
- 銘柄選定基準が記載されていない
特に選定基準が不明確だと惹かれないなぁ。
大型?小型?バリュー?グロース?
組入銘柄の社名だけじゃ分からないよ。
だが最大の問題は別のところにある。
販売会社がフィリップ証券・むさし証券の2社しかないため純資産が伸びず、繰上償還ラインの10億口を割り続けていることだ。
こういう危険水域の事例をまじまじ見ると、ファンドの販売網の大きさがいかに重要かわかる。
保有者はどんな心境なんだろう?
繰上償還ライン割ってることに気づいていないとしたら、それはそれで怖いね。
おわりに:珍称ファンド格付けのお願い
今回の珍称ファンド、いかがでしたか?
格付けフォームを設けましたので、ご協力いただけたら幸いです。
正直、モーニングスターの格付けより皆様の格付けの方が100倍アテになります。
格付けにご協力いただくと、皆様の格付け結果をご覧いただけます。
※私も公開時点で1票入れております。
【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは
愚者小路です。
高性能な家計簿アプリが増え、ちょっとしたブームになっていますね。
私も大昔、家計簿ソフト使ってたんですよ。
Microsoft Moneyって・・・知ってます?
ありがとうございます。
次回もまた見てくださいね。
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