前回までのあらすじ
「レッツ豪(毎月)」は毎月分配型にも関わらずパフォーマンス不振で設定来無配のファンド。
にも関わらず資金の流入出がほとんどないことに疑問を抱いたワタクシ愚者小路。
分配金大好きっ子たちが無配を続けられてもお行儀よく保有していられるワケがない!
これは何か理由があるのではないだろうか・・・?
設定時の10億を入れたのはいったい誰?運用会社の自腹?
それならこの動きのなさも納得がいく。
運用会社に問い合わせた結果、下記の回答をいただいた。
オーストラリア好利回りバランス・ファンド(毎月決算型)の設定元本につきましては、設定前の当初申込期間に販売会社が募集した金額です。
詳細についてはお答えすることができません。ご理解くださいますようお願い申し上げます。
また、受益権総口数は2018年12月7日現在で1,009,113,283口ですので、設定時と比較すると約900万口増となります。
なお、自社で取得している場合は、運用報告書(全体版)の「利害関係人との取引状況等」と「組入資産明細表」の間に項目「自社による当ファンドの設定・解約状況」を追加し開示を行っております。
出典:明治安田アセットマネジメントからの回答メールより
要するに運用会社ではない何者か(当記事では「パトロン」と仮称する)が10億口保有しているということ。
パトロン分の10億口は当面解約できない契約なのかは不明だが、だとしたら引き換えに何かしらの見返りがあるだろうことは想像に難くない。
私がパトロンの立場だったら口数大幅上乗せとか要求するもんね、絶対。
一般保有者の持ち分は総口数から10億口を引いた、わずか900万口(約900万円)。
最新の運用報告書では半年で10万口(約11万円)しか増えていないことが明記されている。
2年で900万円しか集められないファンド。
私は戦慄を覚えた。
投資信託は数を闇雲に増やし過ぎている。
こういった誰得ファンドが生まれるのも、半ば必然なのかも知れない。
おわりに:珍称ファンド格付けのお願い
今回の珍称ファンド、いかがでしたか?
格付けフォームを設けましたので、ご協力いただけたら幸いです。
正直、モーニングスターの格付けより皆様の格付けの方が100倍アテになります。
格付けにご協力いただくと、皆様の格付け結果をご覧いただけます。
※私も公開時点で1票入れております。
【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは
愚者小路です。
珍称ファンド巡礼ツアーの続き、次なる珍称は「アチャ!インド」。
三井住友トラストアセットマネジメントのページで調べてみたら「純資産額:0.01億円」。
これが誤植でなかったら何だと言うんだ!?
ありがとうございます。
次回もまた見てくださいね。
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