Yahoo知恵袋のちょっと考えさせられる質問や回答をご紹介する連載「Yahoo知恵袋 秀逸質問＆回答録」。
ナビゲーターの愚者小路です。
今回の質問は「下がったところでドカーンと買おうと思ってたのに下がりません、作戦変更すべきでしょうか？」。です。
安直な思い付きだと断言できるものの、そこから得られたものはきっと今後の糧になると信じています。
米国株投資信託を始める予定です
出典：Yahoo知恵袋
2023年は米国経済が下がる下がると言われているので、下がったところをドカーンと買おうかなと思っていますが、一向に下がりません。
500万くらい一気に買おうと思ってましたが、下がる雰囲気もないし、10万程度の積み立て方式で購入した方が無難ですかね？
買わずに待つのは「現金のストロングホールド」だ
2023年に米国株が下がると言われた質問者。
ところが当質問が投稿されたのは同年5月。
下がったところを待つつもりがたった4か月で不安に駆られ迷いが生じてしまったのだ。
下がるまで待って買い付ければいいと夢想する人ほど、自分がいつまでも待てる前提で考えてしまう。
だが実際は大して待てない。
『待てない自分』を考慮に入れていないのだ。
というのもこういう人はファンド自体を長期ホールドしていられないから、都合の良いタイミング売買を夢想するものだ。
ではファンドを長期ホールドできない人が現金を長期ホールドしたままじっと値下がりを待てるだろうか。
客観的に見れば答えは明白だろう。
おそらく質問者はたった4か月で痺れを切らした事で『待てない自分』を心で理解できただろう。
お利口さんで理屈で理解した気になっている人よりずっと強固な気付きを得られたはずだ。
その気付きでもって、しなやかでたくましい投資スタンスを作ってほしい。
【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは
愚者小路です。
投資信託の基準価額は割高／割安の判断基準にもならないので手持ちファンドの基準価額ってあんまり気に留めないものです。
ところがふと「基準価額のメチャクチャ高いファンドってどれぐらいになってるんだろう」と興味本位で思い付き検索してみました。
ありがとうございます。
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