今日の400字はレバレッジ系投資信託に必要な覚悟について。
2022/06時点でレバナス人気の過熱は、強制冷や水がぶっかかる形で一段落している印象です。
「皆がいいって言ってるから」系保有者が脱落する事でファンド保有者の平均ガチ度が上がったのではないでしょうか。
脱落してしまった「なんとなくレバナス組」は、おそらく価格変動にレバが利くだけとタカをくくっていたのかも知れません。
価格変動より注意が必要な「心のボラティリティ」
レバナスを例とすると、NASDAQ100指数の2倍の価格変動を実現している。
コレを聞いて真っ先に「てことは2倍儲かるのか」と思った人は要注意。
最初にリターンから考えてしまうのは明らかに軽率だ。
こと自分の仕事となればリスクを考えるのに、投資になるとリスクを考えない。
出典:トウシル「投資小説:もう投資なんてしない」
失敗したら、臭いものに蓋をする。これで資産が増えたら苦労はありません。
リターンからしか投資を考えていないうちは、素人です。
プロは常にリスクから考え、取っているリスクに対して最大のリターンが出ているかを考えます。
上記の言葉に耳が痛い人もいるかも知れない。
2倍の価格変動とは、価格変動によって揺さぶられるメンタルを保つのに通常の2倍のエネルギーが必要となると暗に示している。
心のボラティリティも2倍になっている事に目を向けなければならないし、目をそらしてもいけない。
目をそらしたとて、必ずどこかで相対するハメに陥るだろう。
レバナスの下落が騒がれ始めると償還の心配をする人も多くなった。
ただ口数についてはよっぽど減らないと償還ラインに到達しないうえ、到達しても償還されない事例なんていくらでもある。
むしろ懸念すべきは次の2点。
・信託契約を解約することが受益者のため有利であると認めるとき
出典:iFreeレバレッジ NASDAQ100目論見書
・やむを得ない事情が発生したとき
色々な事態に対応できるよう、あえてふわっと記載している。
恐れるべきは、このブラックボックスなのだ。
【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは
愚者小路です。
2018/09からブログを始めてついに350記事まで達成しました。
(削除した記事もあるのでブログ上の記事数はこれより少ないです)
意外とネタってなくならないもんだなと驚くばかりです。
ありがとうございます。
次回もまた見てくださいね。
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