
今日の400字はアクティブ/インデックスを判別不能な謎ファンドについて。
教科書的にはどの投資信託であっても結局のとこアクティブファンドかインデックスファンドしかないとされています。
まるで水と油のように相容れない存在なはずが、当記事を読むとその境目がじんわり溶けていくような気持ち悪さを覚えるでしょう。
最後にアンケートも設けたのでご協力いただけると幸いです。
指数に連動するのは全てインデックス!本当にそうだろうか・・・
謎ファンドの正体はオール・カントリー好配当リバランスオープン。
どこの何に投資するファンドか一目瞭然なのは好印象だ。
目論見書にはこう記載されている。
世界の高配当株戦略の投資成果を反映したクロッキー・オール・カントリー高配当株指数※(円ベース)のリターンを享受することを目指します。
出典:オール・カントリー好配当リバランスオープン目論見書
聞きなれないがこの指数に連動するとしている以上、これはインデックスファンドである。
だが指数の選定プロセスを見ると小首をかしげてしまうだろう。

ACWIから独自モデルに基づき好配当/割安/上昇期待の三拍子揃った銘柄を選定しているのだ。
特に最後の上昇期待など明確な主観的基準、言い換えればアクティブな選定である。
指数に連動するが、その指数そのものがアクティブな視点で作られたものをアクティブ/インデックスどちらに分類すれば良いのか。
これは本家に聞いてみるのが一番と思い、運用会社のSBI岡三アセットマネジメントに問い合わせてみた。
が、本家にも「それは定義による」とはぐらかされ、少し食い下がっても明言はもらえなかった。

ここまで踏まえてあなたはどちらに分類する?

【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは

愚者小路です。
今まで投資歴を「十数年」とテキトーに言ってきた私。
ところがふと気づいてしまいました。
あれ?もう二十年超えてない?
次回は「愚者小路、気づいたらとっくに投資20年選手だった」です。

ありがとうございます。
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