今日の400字は投資信託の基準価額と為替レートの関係について。
国際分散投資をしていると(為替ヘッジしていない場合)為替リスクをどうしても負わなければなりません。
ただ自国通貨、つまり日本円の価値の上下を意識する機会はなかなかないものです。
もし日本円の価値が落ちて円安が進行した場合、ファンドの基準価額にどんな影響が出るのか再確認してみましょう。
基準価額上昇を喜んでいいやら悪いやら・・・
海外の主要インデックスを思い浮かべよう。
仮にS&P500としておこうか。
向こう1年、S&P500は下図のようなボックス相場の横ばいになると仮定しよう。
ではこの1年かけて円安が10%進行すると仮定しよう。
S&P500に連動するインデックスファンド(国内設定)の基準価額はこうなるはずだ。
おぉ、上下に振れてるけど緩やかな右肩上がりで嬉しいねぇ!
そう、インデックスファンドの基準価額だけ見ていると、さもS&P500が上昇しているかのような錯覚に陥ってしまう。
国際分散投資をしている場合、円の価値が落ちたら先進国も新興国も、全て上昇しているように見えるわけだ。
普段はそこまで意識しなくても良いが、まるで潮目が変わったように為替が大きく変動した年の運用パフォーマンスは日本円の価値変動を加味して評価すべきかも知れない。
物価高と円安のダブルパンチがどこまで暗い影を落とすかは未知数だが、お互い何とか生き延びよう。
【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは
愚者小路です。
歌の力は実にあなどれないもので、幼い頃なんかは掛け算九九の歌でマスターした記憶があります。
でも投資の世界はあまり歌でアピールするものを見かけないのはどういう事だろう。
なんてかねがね考えてたら天下の財務省が強烈なの作ってましたよ。
ありがとうございます。
次回もまた見てくださいね。
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