
Yahoo知恵袋のちょっと考えさせられる質問や回答をご紹介する連載「Yahoo知恵袋 秀逸質問&回答録」。
ナビゲーターの愚者小路です。
今回の質問は「投資をしないリスクって何?理解不能なんだけど」です。
ほぼ全員の回答者がインフレをベースに回答していたのが質問者にはピンと来ていないようです。
私も実はインフレうんぬんは「投資をしないリスク」と必ずしも直結するとは限らないと考えているので気が合うかも。
投資しないリスクって意味が分からないんですが?
貯金だけで持っている方が絶対リスクは低い。元本保証のないものに投資したらリスクが高まるに決まっています。
出典:Yahoo知恵袋
銀行に預けたら100万円は、ずっと100万円じゃないですか。株とかにしたら増えるかもしれないけど、減るかもしれないんですよ。
でも貯金だけで大丈夫というわけじゃないから、少々リスクを冒しても投資するんじゃないんですか?
投資をしないリスクは「仕事一辺倒リスク」とリンクしている
回答者のほぼ全員がインフレを引き合いに出していた。
物価が上がれば、通貨の価値は下がるのです。
例えば、現在 貯金100万円で、お米1kg 1000円が、100kg買えるとします。
10年後にお米1kg 1500円に値上がりし、100kg購入しようと思うえば、150万円いるのです。実質 マイナス50万円価値が下がったのです。無料の投資セミナーに行って、経済の仕組みを勉強すると良いですよ。
出典:Yahoo知恵袋
確かにインフレ対策に投資が有効な側面はある。
ではこう回答している人はデフレに転じたら投資をやめてしまうのだろうか。
少なくとも続ける理由はなくなる。
デフレ時代から普通に投資していた私の見解は異なる。
資産を形成する手段が仕事一辺倒だと、仕事が立ち行かなくなった時にあっさり詰んでしまう。
仕事一辺倒リスクを低減できるよう、仕事と投資を併せ持ってリスク分散を図るのが合理的なのだ。

仕事一辺倒でやってきた人が歳を重ねて老後と呼べる年齢になるともはや零辺倒だ。
丸腰になってしまう前にあらかじめ投資という武器を磨いておければそれだけ生存確率も上がるだろう。
老後になってから急に不慣れな武器を振り回して己の指を切り落としてしまうよりずっといい。
リスクを以てリスクを制する。
この考え方に手が届けばスマートな理解が出来たかも知れない。
当質問に回答出来なかったのが残念だ。
【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは

愚者小路です。
私にとって毎年恒例となっている国内/先進国/新興国株式のGDP比率の調査時期がやってきました。
調査といっても世界経済インデックスファンドの目論見書を見るだけですけど。
こういうコツコツ定点観測がけっこう好きな私。

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