投資信託を保有している限り発生し続けるコスト
投資信託の信託報酬とは、投資信託3大コストの一つで、購入後、保有している間ずっと日割りで徴収されます。
信託報酬、運用管理費用など名称は様々ですが、指しているものは同じです。
信託報酬は日々、純資産総額から引き落とされているため保有者はそのコストを意識しにくいという特徴を持っています。
信託報酬が年1.1%のとあるファンドを例に図示します。
運用業務の大変なほど信託報酬が高くなる
一般的には0.1~3%で設定されており、運用に手間と人手がかかる商品ほど信託報酬が高くなる傾向があります。
- 銘柄選びのための調査費用がかさむファンドは信託報酬が高い。
- 分配金の毎月配分(いわゆる毎月分配型)など、運用以外の仕事が生じるファンドは信託報酬が高い。
- TOPIXなどのインデックスに連動するファンドは調査費用もなく人手も最小限で済むため信託報酬が安い。
信託報酬の目安
株式ファンドの場合、仕事量の大きいアクティブファンドでは1.2%以内、仕事量の少ないインデックスファンドは0.3%以内を目安にしていれば、コストの高い商品を掴む確率は激減します。
信託報酬は高いほど高いリターンを期待できるものではありません。
よほど内容に納得できる商品でない限り、前述の目安内で探すようにしましょう。
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