今日の400字は投資の話を配偶者/パートナーが良からぬ方向に受け止めてしまった事例について。
取り上げるのは相談系サイトの中でもひときわ特殊な存在感を示す発言小町。
投資に関するすり合わせがうまく行かないとこうなるのか・・・
背筋がゾクゾクしてしまうけど、あっても不思議でない事例が2件あったので、今回はその1例目。
投資なんてギャンブルよ!聞く耳持たない彼女
私は、25歳のOLの○○といいます。
現在30歳の彼氏がいます。
この前その30歳の彼にプロポーズされました。結婚ということで今後の将来設計のため、彼に給与明細と貯金を見せてもらいました。
そうしたら、とんでもないことが判明したのです。給料は、月収手取り36万と私が思っていたよりも良かったのですが、株に900万円もつぎ込んでいたのです。
まさかこんなにギャンブルにお金をつぎ込んでいたなんてびっくりしました。さらに驚いたことに彼は貯金はたった1300万しかありませんでした。
株で人生を破綻したという話も良くきくので、彼に「今すぐ株は全部貯金に変えて、今後一生株をやらないのなら、結婚してあげる」といいました。彼は本当にギャンブルをやっている以外はとてもいい人なんです。なんとか、やめさせたいのですが、何かいい方法はないでしょうか。
出典:発言小町「彼にギャンブルをやめさせたいのですがどうすればいいですか?」より一部引用
私がギャンブルをやめてと頼んでも、ギャンブルをしていくつもりというのに始めて彼に少々幻滅しています。
※ハンドル名は愚者小路側で伏せた
結婚前に彼が投資していることが発覚。
投資=ギャンブルとの偏見が対立を生んでしまった。
私は「株は借金することもあるんでしょ?破産するかもしれないんだよ」と何度も言っているのですが
彼は「何度も言うけど現物しかやってないから0になることはあっても借金になることはない。
出典:発言小町「彼にギャンブルをやめさせたいのですがどうすればいいですか?」(追加レス)より一部引用
しかも株が0になっても貯金がなくなるわけじゃないし。
現物取引と信用取引の違いはよく説明したよね?
現物取引は手元にある現金でしかできないから借金することは絶対にないんだよ。
簡単にいうと現物取引は現金で、そして信用取引はローンで買うようなものなんだよ。」
と訳の分からないことばかり言ってきます。
きちんと説明する彼の言い分を「訳の分からないこと」と聞く耳を持たない。
投資を例外なくギャンブルと見なす人は、自分で考えず「昭和脳」とも言える前時代的なステレオタイプを無条件受容している事が多い。
こういう手合いの難しさは「考えない」ことにある。
投資に対し明らかに無知ゆえの恐怖を抱いていたとしても、それを取り除くための言葉が届きにくいのだ。
くるっと平和解決は難しいと申し上げたうえで、私なりの解を示すならば・・・
いきなり「投資=ギャンブル」の定理を覆そうとしても自己否定を嫌がる彼女の反発は必至。
最初はなぜ「投資=ギャンブル」を信じるに至ったかを一緒に考えるところからだろう。
そこに論拠がない事を彼女自身が自覚できれば、この山は動くかも知れない。
彼女のプライドを傷つけないよう自覚させるのは極めて困難ではあるだろうが。
【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは
愚者小路です。
次も発言小町の事例を紹介します。
夫が内緒で5000万円もの金融資産を保有していることを知ってしまった妻。
「タワマン買って!車買って!」って、刹那的に根こそぎ奪っちゃったら資産は育っていかないよ・・・?
ありがとうございます。
次回もまた見てくださいね。
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