Yahoo知恵袋のちょっと考えさせられる質問や回答をご紹介する連載「Yahoo知恵袋 秀逸質問&回答録」。
ナビゲーターの愚者小路です。
今回は円安により投資のスタートをためらっている方の質問。
気持ちは分かりますがタイミングにこだわり過ぎて投資を始められないのでは「投資をしないリスク」をモロかぶりする事にもつながってしまいます。
決して「購入見送ったらノーリスク」ではない
「今は○○だからやめておいた方がいいですか?」は頻出テンプレの一つ。
本件は○○に円安が入った。
たしかに円安によって基準価額が上がった海外ファンドは円安が解消されると下落リスクになり得る。
そう考えれば円安時のファンド購入は若干不利なので見送る事にも一定のメリットはある。
質問者もそういう意図を持っていたのだろう。
だがファンド購入を見送るデメリットも存在する。
「弱い円」を握って傍観者に徹している間、海外株式の上昇を取り逃してしまうリスクだ。
やや不利な状況で購入するリスクと、弱い円を握ったまま傍観者を続けるリスク。
きちんと考えるのなら、相反するリスクを天秤にかけた冷静な判断が望まれる。
こと円安に限っては近いうちに解消される前提で考えていては危険だ。
傍観者を続けるリスクも決して見落としてはいけない。
私なら積立継続かな。
弱い円を大事に抱えててもしょうがないもんなぁ・・・
答えはそれぞれあっていいけどね。
【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは
愚者小路です。
是非はともかく、投資信託でも「利食い」(トレード用語ね)を重視する人が案外多いもの。
そんな利食いニーズに応えて作られたとしか思えない変わったファンドを見つけました。
基準価額が15%アップに達すると株式を全部手放してしまうのです。
ありがとうございます。
次回もまた見てくださいね。
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