今日の400字はニッセイ世界株式ファンド(GDPバスケット)の運用方針に関する情報共有。
GDP比率で運用するこのファンド、運用担当者の主観が全く入らないのか、少しだけ主観によるアレンジを認めているのか、運用会社に問い合わせてみました。
こういう細かい部分も白黒ハッキリさせないとね。
運用担当者の主観も予想も排したGDPトレースだった!
疑問の抱き始めは目論見書の記載を見た時だった。
国内株式、先進国株式(除く日本)、新興国株式への基本投資割合は、名目GDP(国内総生産)総額の比率に基づき決定します。
出典:ニッセイ世界株式ファンド(GDPバスケット)目論見書
比率に基づき決定、とは含みのある表現に思えた。
- 決定プロセスの中に運用担当者判断でわずかに比率のアレンジが許されているのか
- 運用担当者判断の余地なくほぼ正確にトレースされているのか
文面からでは分かりにくいため白黒つけるべく運用会社に問い合わせた。
質問と回答がこちら。
結果、運用担当者の主観を排し忠実にトレースさせるとのことだ。
もしかしたら「何を当たり前なこと聞いてるんだ?」とお思いの方もいることだろう。
同じGDP比率運用で有名な世界経済インデックスファンドは実は運用担当者判断によるアレンジを許容しているのだ。
一方派生商品の世界経済インデックス・オープンはアレンジなしのトレース運用となっている。
こういうややこしい前例があるから確認が必要だったんだ。
長期運用を考えると、品質のブレにくいトレース運用を採用しているのは高評価。
あとは長期で続いてさえくれれば。
【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは
愚者小路です。
2020/07/07にマネックス証券にて投資信託クリニックのカン・チュンドさんによるオンラインセミナーが開催されました。
次は暴落時の増額積み立てについて。
人は迷いやすい生き物ですから、何かしらのルールで律していかないと穏やかな投資は続けられないものですね。
ありがとうございます。
次回もまた見てくださいね。
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