
今日の400字は投資信託とテクニカル分析の関係について。
大昔、個別株から投資信託へ鞍替えした時に率直に思ったことです。
「投資信託のチャートにはテクニカル分析機能がない」と。
今となっては当たり前の話ですが、まだ当たり前に感じていない方向けにマジメに考えてみましょう。
投資信託は「連続性」がないのでチャート分析が役に立たない
個別株で表示されるようなテクニカル指標を投資信託に用いれば「買い時」が見つけられるかも知れないとお思いの方はいるだろうか。
結論から言うと非現実的だ。

なぜならテクニカル分析は過去の推移から未来の推移を類推する手法で、過去と未来の間に「連続性」が担保されていなければ成立しないからだ。
個別株の連続性は想像しやすいだろう。
例えばトヨタ株は過去も未来もトヨタ株だ。
一方、投資信託は保有銘柄が容易に入れ替わる。
しかもリアルタイムな保有銘柄は運用内部の人間しか知り得ない。
過去の推移を熱心に分析しても、未来の保有銘柄が全入替されていたら全くの無意味だ。
売買高比率の高いファンドではそんな状況も決して珍しくないだろう。
売買高比率はファンド内の保有銘柄入替の頻度を評価するうえで有用な指標の一つです。
具体的な数値は運用レポートで確認することができます。
詳細な解説記事は下記をどうぞ。
投資信託のような個別銘柄の集合体に対しシビアにタイミングを計ろうとするのはナンセンスだし、9割方徒労に終わるだろう。
そもそも投資信託は直近の値動きより将来的な成長を期待して保有するものなのだから。
【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは

愚者小路です。
2020/03/17、カンさんがマネックス証券で(私が知る限り)2度目のオンラインセミナーを実施されました。
今回はマネックス証券に口座開設していなくても閲覧可能なので情報共有させていただきます。

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