今日の400字は主要アセットクラスのインデックスファンド同士の相関係数について。
2013年1月~2022年12月の10年間で計算したデータです。
早めの公開が良いだろうと思い、イレギュラーに記事を差し込みました。
モーニングスターが公開している月次リターンデータから算出しています。
算出には以前作成した相関係数算出シートを(少し拡張して)用いています。
詳細は下記リンクをご参照ください。
そろそろ債券系クラスの相関係数チェック時期かな?
さっそく愚者小路算出による主要アセットクラス同士の相関係数を図示する。
厳密には各アセットクラス指数に連動するインデックスファンド同士の相関係数である。
各アセットクラスはモーニングスターから取得した下記ファンドの月次リターンから算出している。
算出期間を10年としているため、運用開始から10年以上経っている無印eMAXISを基準ファンドとした。
相関係数算出対象ファンド | |
---|---|
国内株式 | eMAXIS TOPIXインデックス |
国内債券 | eMAXIS 国内債券インデックス |
国内REIT | eMAXIS 国内リートインデックス |
先進国株式 | eMAXIS 先進国株式インデックス |
先進国債券 | eMAXIS 先進国債券インデックス |
先進国REIT | eMAXIS 先進国リートインデックス |
新興国株式 | eMAXIS 新興国株式インデックス |
新興国債券 | eMAXIS 新興国債券インデックス |
比較として昨年2021年データも併記する。
全く同一なレイアウトでややこしいので画像をグレーにしている。
昨年まで続いていた相関係数増加傾向が微かに落ち着いた。
それでも高い水準である事に変わりはないが。
日本以外で続く利上げにより、今後は債券に魅力が出てくる可能性もある。
低金利時代に債券に見向きもしなかった人はそろそろ相関係数のチェック時期かも知れない。
株式×債券の黄金コンビが再び活きる時代が来るだろうか。
次回は2024年明けた頃、また算出結果をお見せしたい。
今回の算出結果は手製のExcelシートではじき出した。
(キモの部分はCORREL関数で求めている)
そのため計算方法に問題がないか疑問を抱く方もいることだろう。
かつて三菱UFJ国際投信が算出した相関係数データがある。
算出期間は2010/10~2015/07。
これと同じ期間で相関係数を出し、比較した結果が下図だ。
桁数の違いがわずかに出ているが一致しているため、私の算出方法に問題ないと判断のうえ公開に至る。
私から提示できる、せめてもの正確性の根拠である。
ありがとうございます。
次回もまた見てくださいね。
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・・・なんて機能はないけれど、本件と関連が深い記事です。
もう1ページ、いかがですか?
過去分の相関係数算出記事を列挙します。
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