投資信託の購入方法は金額指定か口数指定の二択
証券会社(ネット証券含む)で投資信託を購入する際、金額指定か口数指定かを選択することができます。
- 金額指定:〇円分ください!
- 口数指定:〇口分ください!
一般的には金額指定で購入することの方が多いです。
毎月〇万円積み立てという形で購入していく場合、毎月全額使いきれた方がキリがいいですからね。
購入時、金額指定しか選べないケースがある
人によっては口数指定購入というシステムそのものを知らないこともあります。
なぜなら、分配金再投資で購入すると金額指定しか選べないからです。
分配金再投資でしか購入したことがなければ、口数指定購入を知らないのもうなずけますね。
金額指定と口数指定では購入時手数料の掛かり方に違いがある
購入時手数料がかかるファンドの是非はさておき、購入時手数料の乗り方が金額指定と口数指定で若干異なります。
ここでは基準価額1万円のファンド(購入時手数料2%)を例に考えてみましょう。
金額指定購入の場合
このファンド、1万円分ください!
ファンドの購入に充てられる金額は
10000円 ÷ 1.02(購入時手数料で割引く) = 約9803円(9803口分)
9803円分ファンドを買い付け、残りの約197円が購入時手数料として徴収されます。
ファンド購入分と購入時手数料できっちり1万円になります。
口座に1万円ピッタリしかなくても、問題なく購入できます。
口数指定購入の場合
このファンド、1万口分ください!
ファンド購入に充てられる金額は1万口分の基準価額、1万円です。
手数料は2%徴収されるので、買い付けるのに合計10200円必要となります。
口座に10200円ピッタリあっても、ファンドの価格が前日より高くなっていたら購入できません。
注文時に購入に必要な金額を表示してはくれますが、あくまで概算です。
残高に余裕をもって注文するようにしましょう。
最後に、金額指定購入と口数指定購入における購入時手数料の掛かり方を図でまとめてお別れとしましょう。
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