ポートフォリオ運用のお供に。主要インデックスファンド同士の相関係数を求めよう(2012~2021年版)。を400字で。

ポートフォリオ運用のお供に。主要インデックスファンド同士の相関係数を求めよう(2012~2021年版)。を400字で。 【連載】愚者小路の定点観察
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愚者小路
愚者小路

今日の400字は主要アセットクラスのインデックスファンド同士の相関係数について。


2012年1月~2021年12月の10年間で計算したデータです。
早めの公開が良いだろうと思い、イレギュラーに記事を差し込みました。


モーニングスターが公開している月次リターンデータから算出しています。
算出には以前作成した相関係数算出シートを(少し拡張して)用いています。
詳細は下記リンクをご参照ください。

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相関係数の上昇傾向が続くのも仕方ない

図・表・引用文・動画・ソースコード・改行コード・スペース・事後補足は字数に含めないであげてください。

400字、始め!

さっそく愚者小路算出による主要アセットクラス同士の相関係数を図示する。
厳密には各アセットクラス指数に連動するインデックスファンド同士の相関係数である。

アセットクラス指数連動インデックスファンドごとの相関係数(2012~2021年)
アセットクラス指数連動インデックスファンドごとの相関係数(2012~2021年)

各アセットクラスはモーニングスターから取得した下記ファンドの月次リターンから算出している。
算出期間を10年としているため、運用開始から10年以上経っている無印eMAXISを基準ファンドとした。

比較として昨年2020年データも併記する。
全く同一なレイアウトでややこしいので画像をグレーにしている。

アセットクラス指数連動インデックスファンドごとの相関係数(2011~2020年)
アセットクラス指数連動インデックスファンドごとの相関係数(2011~2020年)
フルカラー版は昨年の算出記事をご覧ください。

比較してみると大半の相関係数が微増している事が分かる。
世界中の株式・債券などにアクセスが容易になると、各アセットクラスが独自の動きをしなくなっていくのだろう。
グローバル化の宿命と言えるのかも知れない。

今後相関係数に動きがあるとすれば現在の低金利を抜け出し「債券冬の時代」が終わった頃かと私は睨んでいる。
次回は2023年明けた頃、また算出結果をお見せしたい。

今回の算出結果は手製のExcelシートではじき出した。
(キモの部分はCORREL関数で求めている)
そのため計算方法に問題がないか疑問を抱く方もいることだろう。

かつて三菱UFJ国際投信が算出した相関係数データがある。

算出期間は2010/10~2015/07。
これと同じ期間で相関係数を出し、比較した結果が下図だ。

【答え合わせ用】2010/10~2015/07アセットクラス指数連動インデックスファンドごとの相関係数
【答え合わせ用】2010/10~2015/07アセットクラス指数連動インデックスファンドごとの相関係数
(愚者小路算出結果)
三菱UFJ国際投信の相関係数算出結果
【答え合わせ用】2010/10~2015/07三菱UFJ国際投信の相関係数計算結果。全世界株式と新興国REITは比較対象から外しました の図(画像は三菱UFJ国際投信「(参考)各ファンドの相関係数」より)

桁数の違いがわずかに出ているが一致しているため、私の算出方法に問題ないと判断のうえ公開に至る。
私から提示できる、せめてもの正確性の根拠である。

ありがとうございます。

次回もまた見てくださいね。

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