今日の400字は主要アセットクラスのインデックスファンド同士の相関係数について。
2014年1月~2023年12月の10年間で計算したデータです。
早めの公開が良いだろうと思い、イレギュラーに記事を差し込みました。
ウエルスアドバイザーが公開している月次リターンデータから算出しています。
算出には以前作成した相関係数算出シートを(少し拡張して)用いています。
詳細は下記リンクをご参照ください。
先進国株式⇔新興国株式の相関係数低下傾向に注目
さっそく愚者小路算出による主要アセットクラス同士の相関係数を図示する。
厳密には各アセットクラス指数に連動するインデックスファンド同士の相関係数である。
各アセットクラスはウエルスアドバイザーから取得した下記ファンドの月次リターンから算出している。
算出期間を10年としているため、運用開始から10年以上経っている無印eMAXISを基準ファンドとした。
相関係数算出対象ファンド | |
---|---|
国内株式 | eMAXIS TOPIXインデックス |
国内債券 | eMAXIS 国内債券インデックス |
国内REIT | eMAXIS 国内リートインデックス |
先進国株式 | eMAXIS 先進国株式インデックス |
先進国債券 | eMAXIS 先進国債券インデックス |
先進国REIT | eMAXIS 先進国リートインデックス |
新興国株式 | eMAXIS 新興国株式インデックス |
新興国債券 | eMAXIS 新興国債券インデックス |
比較として昨年2022年データも併記する。
全く同一なレイアウトでややこしいので画像をグレーにしている。
毎年算出している私だから気が付く点がある。
先進国株式と新興国株式の相関係数が毎年低下しているのだ。
ポートフォリオ運用として論ずるのであれば相関係数の低下は歓迎だ。
新興国株式は何かとオワコン呼ばわりされて久しいが、私としてはそれで結構。
気がかりはインドブーム。空振りで終わっても私は構わない。
「これからはインドだ!」なんて十数年前から言われ続けているし。
今回の算出結果は手製のExcelシートではじき出した。
(キモの部分はCORREL関数で求めている)
そのため計算方法に問題がないか疑問を抱く方もいることだろう。
かつて三菱UFJ国際投信が算出した相関係数データがあった。
今はもう消えてしまったがどこかのキャッシュに残ってる可能性もあるので元のURLだけは提示しておく。
算出期間は2010/10~2015/07。
これと同じ期間で相関係数を出し、比較した結果が下図だ。
桁数の違いがわずかに出ているが一致しているため、私の算出方法に問題ないと判断のうえ公開に至る。
私から提示できる、せめてもの正確性の根拠である。
ありがとうございます。
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