
今日の400字はeMAXIS Slim誤認購入注意について。
eMAXISの公式サイトにて「間違って買うなよ!」という旨の注意喚起がありました。
平たく言えばeMAXISのSlimを買おうとしてSlimじゃないのを買わないように、という内容です。
読んでてすごく「大人の方便」を感じたので、違和感のおすそわけを。
んなわけない!両者の違いは印刷物の有無だって?
まずは原文を引用しよう。
さてeMAXISは 2009 年から運用を開始したファンドシリーズで、設定当初は業界最低水準の信託報酬率でしたが、現在は「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続ける」というコンセプトのもと、2017 年から設定が始まりました『eMAXIS Slim』シリーズと比較しますと信託報酬率が高くなっております。
この信託報酬率の違いは、『eMAXIS Slim』シリーズの販売をオンライン取引に限定し、目論見書等の交付も店頭での手渡しや郵送ではなく電子交付に限る等、徹底したコスト削減を実施しているのに対し、eMAXIS(除くeMAXIS Slim)はオンライン取引のみならず対面販売でもご購入が可能となっており、必要に応じて販売担当者から印刷物を使いながらの説明を受けられるファンドであること等の印刷コスト等を加味した信託報酬率体系となっていること、などから生じております。
出典:三菱UFJ国際投信 eMAXIS公式サイト 「eMAXIS」と『eMAXIS Slim』の誤認購入に関するご注意について
slimと無印はコスト水準が明確に異なる。
その理由は目論見書などの印刷物が電子交付だからと運用会社は回答している。
ちょっと「大人の方便」が過ぎやしないだろうか。

印刷物にそこまでコストかかる?
運用会社の社員総出で写経でもしてるん?

加えて無印は「必要に応じて販売担当者から印刷物を使いながらの説明を受けられる」と説明しているが、それは販売会社の手間であり購入時手数料に乗るべきコストのはずだ。
現時点で両方存在している理由はただ一つ。
無印級のコスト水準(金融機関から見たら利益水準)が妥協できるギリという金融機関が多数存在しているからに過ぎない。
最初から無印のコストを下げれば二つ作る必要なかったにも関わらず、多くの金融機関が首を縦に振らなかったのだろう。
ちなみに両方ラインナップにあった場合どちらを買えばいいか?
最後にその答えを引用してお別れしよう。感想はあなたに委ねるとしよう。
販売会社のオンライン取引の対象ファンドに両ファンドがラインアップされている場合、両ファンドの特徴を踏まえたうえでみなさまのニーズにあった商品をご選択いただくようお願いいたします。
出典:三菱UFJ国際投信 eMAXIS公式サイト 「eMAXIS」と『eMAXIS Slim』の誤認購入に関するご注意について
【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは

愚者小路です。
投資していない人から見ると、投資家の日常はまったく未知のもののように思えてしまうかも知れません。
でも実際はヘビーなトレーダーでもない限り、投資が走り出してしまえばその日常は投資を始める前とあまり変わらないもの。
この機会につみたて投資家が日常何をしているのか、こっそりお教えします。

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