珍奇な愛称のファンドを探し、商品内容を吟味する珍称ファンド巡礼ツアー。
珍称トラベラーの愚者小路です。
今日の400字は『ゼウス』について。
ゼウスは米国取引所に上場しているREITを扱うファンド・オブ・ファンズ。
毎月分配型らしく、着々とその身を小さく小さくすり減らしているのです。
『愛称:ゼウス』 新光 US-REITオープンの基本情報
『愛称:ゼウス』 新光 US-REITオープンの基本情報 | |
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珍称タイプ | 大風呂敷型 |
ファンド分類 | アクティブファンド |
購入時手数料 | 3.24% ※販売会社によっては無料 |
信託報酬 | 1.65% |
分配金 | 毎月分配型 90円→75円→50円→25円と減額傾向にある。 |
アセットクラス | 先進国REIT |
投資対象 | 米国取引所に上場するREIT |
運用方針 | 配当収益と値上がりを見込める銘柄を選ぶ |
備考1 | R&I 2018優秀ファンド賞 |
備考2 | 2024年9月30日で償還予定 |
※基本情報はモーニングスターを基に作成。
全知全能の神ゼウスでも、分配金減額からの資金流出には抗えなかった
珍称タイプは大風呂敷型。
元ネタはギリシャ神話における全知全能の神、ゼウス。
宗教性が弱いから名前を拝借しやすかったんでしょう。
「アマテラス」とかだと多方面から怒られそうだもんね。
ここからはファンド詳細。
運用会社を外部に丸投げすることで高い信託報酬を実現しているわりに、設定来リターンは参考指標より劣る。
かけたコスト以上の効果が出ていない事が分かる。
現在ゼウスの基準価額は下落の一途を辿っている。
理由は当然、毎月分配金だ。
また、分配金を75円→50円に引き下げた時点で純資産総額も急落。
かつての栄光はまさに神々の住まう山、オリンポスが如く。
この分配ペースで行くと、2024年には基準価額3桁で償還となるだろう。
毎月分配型に共通する擦り減り型の推移である。
昨今、毎月分配型への風当たりが強いことを受けたのか、ゼウスにも無分配のファンドが派生した。
毎月分配型の時代が終わった事を運用会社も自覚しているのだろう。
おわりに:珍称ファンド格付けのお願い
今回の珍称ファンド、いかがでしたか?
格付けフォームを設けましたので、ご協力いただけたら幸いです。
正直、モーニングスターの格付けより皆様の格付けの方が100倍アテになります。
格付けにご協力いただくと、皆様の格付け結果をご覧いただけます。
※私も公開時点で1票入れております。
【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは
愚者小路です。
私は世界経済インデックスファンドというバランスファンドを大変気に入っています。
たとえ現在保有はしていなくとも、です。
世界経済インデックスファンドには双子の弟とも呼ぶべきファンドがいるのですが、両者の違いを知る人は多くないでしょう。
ありがとうございます。
次回もまた見てくださいね。
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