行政処分で強制償還!『あい・パワーファンド』ってどんなファンドだったの?を400字で。

行政処分で強制償還!『あい・パワーファンド』ってどんなファンドだったの?を400字で。 お金/投資の話あれこれ
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愚者小路
愚者小路

今日の400字は金融庁の行政処分で償還された「あい・パワーファンド」について。


行政処分のくだりは前回解説したので、今回はそのファンドの詳細を解説します。
ファンドの投資対象はだいたい株式/債券/不動産がメジャーなのですが、為替のファンドとは何とも珍しい。

提示したリンクもじきに切れてしまう可能性が高いです。
お早めにご参照ください。

あと本文中では「あい・パワーファンド」は愛称の「iパワー」と表記します。

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スポット裁定取引のFXファンド、コスト水準に驚き

図・表・引用文・動画・ソースコード・改行コード・スペース・事後補足は字数に含めないであげてください。

400字、始め!

iパワーはスポット裁定取引を行う外国為替証拠金取引ファンド。
つまり小さな利ザヤ抜きを収益源とするFXファンドだ。

あい・パワーファンドの目論見書
「あい・パワーファンド」の運用戦略。裁定取引にどれだけ期待できるかはさておき、個人で実現困難なのは確かだね の図(画像は「あい・パワーファンド」目論見書p5より)

常にマーケットを監視してわずかな収益機会を逃さず高速で取引なんて個人の手では困難だ。
インデックス投資と同様、個人レベルで難しい投資手法のため投資信託にする合理性はあると言える。(成立するかは別の話)

実際のパフォーマンスを見てみよう。

「あい・パワーファンド」償還交付運用報告書
「あい・パワーファンド」償還までの基準価額データ。リターンはざっくり年3%といったところか の図(画像は「あい・パワーファンド」償還交付運用報告書p2より

およそ2年で6%。
リスク控えめで年3%ほどのリターンをコツコツ積み上げるスタイルのようだ。

私には不要だけどこういうのもあっていいのではと思いながらコストを見たら、そんな思いが一気に吹き飛んだ。

あい・パワーファンドのコスト体系
購入時手数料上限5.50%
信託報酬実質4.166%
信託財産留保額1.00%

年3%程度のリターンのためにこれだけのコストを背負えるだろうか。
結果論ではあるが設定当初に購入時手数料5.5%で購入した人がいたら、元が取れて「さぁこれから」ってところで償還である。

FXに興味をお持ちの方にこそ判断いただきたい。
このコストは妥当な水準であるのかを。

【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは

愚者小路
愚者小路

愚者小路です。


投資とは本来長期で行うべきものです。
長期投資って言葉はあるけど短期投資ってあんまり言わないでしょう。
(私もブログ内では「短期売買」とか表現してます)


では長期投資って短期売買と比べて何が有利なのか考えをまとめてみましょう。

ありがとうございます。

次回もまた見てくださいね。

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