愚者小路
今日の400字は金融庁の行政処分で償還された「あい・パワーファンド」について。
行政処分のくだりは前回解説したので、今回はそのファンドの詳細を解説します。
ファンドの投資対象はだいたい株式/債券/不動産がメジャーなのですが、為替のファンドとは何とも珍しい。
スポット裁定取引のFXファンド、コスト水準に驚き
図・表・引用文・動画・ソースコード・改行コード・スペース・事後補足は字数に含めないであげてください。
iパワーはスポット裁定取引を行う外国為替証拠金取引ファンド。
つまり小さな利ザヤ抜きを収益源とするFXファンドだ。
常にマーケットを監視してわずかな収益機会を逃さず高速で取引なんて個人の手では困難だ。
インデックス投資と同様、個人レベルで難しい投資手法のため投資信託にする合理性はあると言える。(成立するかは別の話)
実際のパフォーマンスを見てみよう。
およそ2年で6%。
リスク控えめで年3%ほどのリターンをコツコツ積み上げるスタイルのようだ。
私には不要だけどこういうのもあっていいのではと思いながらコストを見たら、そんな思いが一気に吹き飛んだ。
あい・パワーファンドのコスト体系 | |
---|---|
購入時手数料 | 上限5.50% |
信託報酬 | 実質4.166% |
信託財産留保額 | 1.00% |
年3%程度のリターンのためにこれだけのコストを背負えるだろうか。
結果論ではあるが設定当初に購入時手数料5.5%で購入した人がいたら、元が取れて「さぁこれから」ってところで償還である。
FXに興味をお持ちの方にこそ判断いただきたい。
このコストは妥当な水準であるのかを。
【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは
愚者小路
愚者小路です。
投資とは本来長期で行うべきものです。
長期投資って言葉はあるけど短期投資ってあんまり言わないでしょう。
(私もブログ内では「短期売買」とか表現してます)
では長期投資って短期売買と比べて何が有利なのか考えをまとめてみましょう。
ありがとうございます。
次回もまた見てくださいね。
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