今日の400字は『もうはまだなり、まだはもうなり』について。
数学的/経済学的に証明された理論でもないけど、不思議と皆に受け入れられている経験則です。
この手の格言は言葉だけが残って、受け手に解釈が委ねられている側面があるので私なりにどう解釈しているのか語ってみます。
未来が読めるという驕りを戒める先人の教え
相場全体が大きく上昇して「これだけ上がったしもう下落が来る」と思ったのに、まだ上がった。
コロナショック回復期の2020年末頃散々繰り返された「もうまだ」だ。
勢いに乗って日経平均が4万円突破した時に「まだまだ5万円まで行くぞ」と思ったのに、もう下がった。
2024年半ばに発生した「もうまだ」だ。
誰にも将来の事など分からないと散々言われているが、それでも予想をやめられない人は多い。
どれだけ立派な理屈を立てて予想しようと、今の情報を線形に引き延ばしただけのものだったり、単なる願望の投影であったり、まず使い物にならない。
そんな予想を抱えて歪んだ投資判断をするよりも、予想を排してずっと市場に居続けた方がマシな結果になりやすい。
「もうまだ」は独りよがりな予想を抱えてしまいがちな投資家を戒めるべく生まれた言葉ではないかと解釈している。
いつ生まれた言葉か知らないが、人の本質はいつの時代も変わらないのだろう。
【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは
愚者小路です。
何も知らない人に投資の説明をイチからするのって思った以上に難しい。
それを心の底から実感できる事例をご紹介。
夫と母が投資きっかけで不仲になって、妻大ピンチ?
次回は「【Yahoo知恵袋より】あかんたれ!投資信託の説明不足にブチ切れ夫を詐欺師呼ばわりする母」です。
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