
Yahoo知恵袋のちょっと考えさせられる質問や回答をご紹介する連載「Yahoo知恵袋 秀逸質問&回答録」。
ナビゲーターの愚者小路です。
今回のご質問は「暴落待って買うんじゃダメなの?」です。
暴落時に買いたい気持ちは分かるけど、そこにはかなりご都合主義な思い込みが根付いてしまっているのです。
来年の新NISAでオルカンに投資しようと思うのですが、始めてすぐにチャート関係なく成長枠に100万円投資した後は積立でコツコツと投資するのと、積立のみ行い暴落を待ってその時に100万円投資するのだとどっちがいいのでしょうか?
出典:Yahoo知恵袋
それとも長期的に投資するのであればあまり変わらないのでしょうか?
投資初心者なので変な質問かもしれませんがよろしくお願いします。
暴落待ちに関する3つのご都合主義

1.暴落が比較的すぐ来る想定
暴落が来ずに上昇相場が続くと単なる機会損失となる。
暗黙的にすぐ来る前提で考えてしまっている人は実に多い。

暴落らしい暴落って2020年コロナショック以降ないなぁ。
2.暴落来るまでずっと待てる想定
暴落をどれぐらいじっと待っていられるかと回答したところ、返信をもらった。
今現在20歳で200万円の貯金があり、将来への不安がなく待った方がいいならいつまでも待てます。
出典:Yahoo知恵袋(質問者の返信)
待った方がいいならいつまでも待てる。
この勘違いの本質を突いた、良い返信だ。
実際は待った方がいいか分からない状態で待たなくてはいけない。
そのメンタル下で持っていられるのはせいぜい半年程度だろう。
投資方針は「待てない自分」とも向き合って策定しよう。
3.暴落付近で買える想定
過去のチャートを見てるとそういう想定を抱いてしまいがち。
実際にいつが買い時「だった」かは結果論でしか分からず、暴落付近で買える可能性は本人が夢想しているよりずっと低い。

暴落待ちの選択肢に現実味は薄く、「ぜひそうしましょう」とは言えないのだ。

暴落待ちのタイミング投資は先に述べた通り非現実的と一蹴しちゃいますが、現金○%:リスク資産×%といった形で比率を保ちながらリバランスの一環でなら暴落時でも現実的に買付ができるでしょう。
といっても比率を守る以上、現金を全額買付に投じられるわけじゃないですけどね。
【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは

愚者小路です。
好景気って何だろう?不景気って何だろう?
どストレートに問うと意外と答えに困ってしまいませんか?
「景気」はアカデミックガチ勢でもない限り、誰もが雰囲気解釈で使っている言葉だから仕方ない。
次回は「今は好景気?不景気?と聞かれて愚者小路が頭を抱えてしまう理由」です。

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