NISAを国内株式のみに制限すべき論は個人投資家をあまりにナメすぎている件。を400字で。

NISAを国内株式のみに制限すべき論は個人投資家をあまりにナメすぎている件。を400字で。 お金/投資の話あれこれ
この記事は約3分で読めます。
愚者小路
愚者小路

今日の400字は「NISAを国内株式のみに制限すべき論」について。


あちこちで見聞きした人も多いでしょう。
おそらく投資していない人が外野から思いつきで喋っているだけでしょうけど、私としては別にそうなっても一向に構わないのですよ。
NISAが現行仕様の世界線と、国内株式のみに制限された世界線で私の運用内容は一切変わりませんから。

記事引用

金融庁は27日、資産運用をめぐる報告書を発表し、新NISA(少額投資非課税制度)のスタートで家計による海外投資が進んでいることについて、分散投資の観点などから「否定すべきものではない」と指摘した。
「個人マネーの海外流出で円安を招いた」との批判に、事実上クギを刺した。

~略~

2024年1月から始まった新NISAでは、「オルカン」の愛称で知られる全世界株式指数に連動する投資信託などが人気を集め、多額の個人マネーが海外に流れているとされる。
円安が進んだ時期には「もっと国内投資に振り向けるよう制限を設けるべきだ」との声が政界などから出ていた。

出典:朝日新聞『新NISAによる個人マネー海外流出 金融庁「否定すべきではない」』
スポンサーリンク

NISAで指定したものを無分別に買っているわけではない

図・表・引用文・動画・ソースコード・改行コード・スペース・事後補足は字数に含めないであげてください。

400字、始め!

金融庁は27日、資産運用をめぐる報告書を発表し、新NISA(少額投資非課税制度)のスタートで家計による海外投資が進んでいることについて、分散投資の観点などから「否定すべきものではない」と指摘した。
「個人マネーの海外流出で円安を招いた」との批判に、事実上クギを刺した。

前半のNISA円安論は別記事で解説しているため今回は触れない。

2024年1月から始まった新NISAでは、「オルカン」の愛称で知られる全世界株式指数に連動する投資信託などが人気を集め、多額の個人マネーが海外に流れているとされる。
円安が進んだ時期には「もっと国内投資に振り向けるよう制限を設けるべきだ」との声が政界などから出ていた。

政治家に限らず、SNS上でもこのような主張は多い。
では仮にその制限が設けられたらどうなるか考えてみよう。

私の資産配分だと国内株式はわずか3%。
制限が設けられたら資産の3%程度しかNISAに充てなくなるだけだ。
間違っても自分の配分を曲げて国内株式過多にはしないだろう。

愚者小路の資産配分
愚者小路の資産配分。初めにこの配分ありきで、利用できる範囲でNISAを利用しているに過ぎない の図(グラフはmyINDEXで生成)

件の主張をする人はNISA制度の在り方に合わせて投資家が投資方針を曲げるだろうと踏んでいるのだ。
それはあまりにもナメ過ぎている。
たとえばNISAが仕組債限定になったら、皆こぞって仕組債を買うようになるのだろうか。
マトモな投資家なら自分の投資方針ありきで、NISAは利用できる範囲で利用しているにすぎないのだ。

加えて言うなら、国内企業が投資先として魅力的になればNISAに制限などなくとも金は勝手に流れる。
魅力的な投資先となるため、国が何をできるかを考えるのが妥当であろう。

【次回予告】さーて、次回の愚者小路さんは

愚者小路
愚者小路

愚者小路です。


買い続ける、持ち続ける。
たったコレだけの投資においてなぜだかネタも尽きずに続けられています。
このたび550記事に到達しましたので、恒例の振り返りをしてみましょう。

次回は「ありがとう550記事!愚者小路的オススメ記事3選(501~550記事編)」です。

ありがとうございます。

次回もまた見てくださいね。

次回のタイトル/内容は予告なく変更する場合があります。ご了承ください。
YouTube「愚者小路の投信クエスト」も配信中。
愚者小路の投信クエスト
投資信託シミュレータ「たたかえ!ファンドゴーレム」
こちらランキング参加中です。
応援していただくとより多くの方にご覧いただけるし、投稿モチベーションも上がります。

↑いつもランキング向上にご協力ありがとうございます!

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます

・・・なんて機能はないけれど、本件と関連が深い記事です。
もう1ページ、いかがですか?

コメント